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マシンピラティスとは?効果やマットピラティスとの違いも解説

マシンピラティスとは、専用のマシンを使用して行うピラティスのことです。

マシンは、スプリングなどを使って負荷を調整したり、身体の動きを補助したりできます。

そのため、ピラティス初心者も自分の体力に合わせて取り組みやすいことが特徴です。

本記事では、マシンピラティスの効果やマットピラティスとの違いなどを、詳しく解説します。

この記事を読めばわかること

この記事の
監修者
鈴木 直子
(すずき なおこ)

監修者(鈴木直子の顔写真)

pilates指導歴19年。
2018年マシン専門ピラティススタジオ『pilates K』を立ち上げ。
現在はpilatesK ・pilatesKsmartのトレーナーとして、 全国109店舗(25年9月時点)に在籍するインストラクター育成や、レッスン開発を担当。

マシンピラティスとは

マシンピラティスとは

マシンピラティスの特徴

マシンピラティスとは、スプリングなどの補助や抵抗を利用しながら、全身を動かすエクササイズです。

マシンは、スプリングなどの抵抗や補助を利用して動けるように設計されています。

負荷を調整できるため、自重を支えることが難しい方も体力に合わせて取り組みやすいことが特徴です。

そもそもピラティスとは

そもそもピラティスとは、背骨や骨盤を含む全身の動きと呼吸を意識するエクササイズです。

ドイツ生まれのジョセフ・H・ピラティスが、自身の鍛錬やさまざまな運動法の研究をもとに体系化しました。

第一次世界大戦中の経験を通じて、限られた環境でも身体を動かす方法を発展させ、その後アメリカで指導を広げたとされています。

ピラティスの成り立ちや基本については、ピラティスとは?の記事もあわせてご覧ください。

マシンピラティスとマットピラティスの違い

マシンピラティスとマットピラティスの違い

ピラティスには、専用のマシンを使用するマシンピラティスと、マットの上で行うマットピラティスがあります。

まずは比較表で主な違いを確認し、その後でそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

比較項目 マシンピラティス マットピラティス
使用する器具 専用マシンを使う 基本はマットと自重を使う
強度 スプリングなどで調整しやすい 自重を中心に、体勢や回数で調整する
フォームのサポート バーやストラップなどを目印にできる 安定した床面で自分の体を支えて動く
取り組みやすさ 補助を利用しながら動ける 姿勢を自分で保ちながら動く
実施場所 スタジオで案内を受けながら行うのが一般的 マットがあれば自宅でも行いやすい

使用する器具

マシンピラティスは専用マシンを使い、マットピラティスは基本的にマットの上で自重を使います。

マットピラティスでは、マット以外にフィットネスボールやストレッチポールなどを使う場合もあります。

エクササイズの強度

マシンピラティスは、スプリングなどを調整して補助や抵抗の強さを変えられます。

エクササイズの内容や目的に合わせて、補助と抵抗の強さを幅広く調整できます。

マットピラティスは自重が中心ですが、体勢や動く範囲、回数などによって強度を調整します。

フォームのサポート

マシンピラティスは、バーやストラップ、キャリッジの動きをフォームの目印にできます。

一方、マットピラティスは床との接地感を手がかりに、自分の力で姿勢を保ちながら動きます。

目印に合わせて手足や骨盤の位置を意識することで、フォームを丁寧に確認できます。

スプリングの抵抗に合わせて動くため、身体を丁寧にコントロールする意識も必要です。

取り組みやすさ

マシンピラティスは補助や抵抗を調整できるため、初心者も自分に合った負荷で取り組みやすいでしょう。

マットピラティスは、自分で姿勢を保ちながら動くため、身体の使い方を確かめながら進めることが大切です。

初めて取り組む場合は、負荷やフォームを確認しながら進められるマシンピラティスを選ぶのもひとつです。

実施場所

マシンピラティスは、専用設備のあるスタジオでインストラクターの案内を受けながら取り組むのが一般的です。

スタジオでは、マシンの設定や動き方をインストラクターに確認しながら進められます。

一方、マットピラティスはマットがあれば自宅でも始めやすく、場所を選ばず取り組みやすい点が特徴です。

マシンピラティスで得られる効果

マシンピラティスで得られる効果

マシンピラティスでは、インナーマッスルを意識しながら体幹を保ち、姿勢や体の動かし方を丁寧に確認します。

こうした練習が、すっきりとした見た目や動きやすさを目指す土台になります。

また、呼吸と動きに意識を向ける時間は、心身をリフレッシュするきっかけにもなります。

主に期待できる効果は、次の4つです。

ただし、変化の感じ方は、目的や体調、フォーム、レッスン内容によって異なります。

インナーマッスルを鍛えることで、体幹が安定する

マシンピラティスでは、スプリングによる補助や抵抗を使いながら、お腹まわりの深い筋肉を意識して動きます。

体幹を保ったまま手足を動かすことで、体の軸を保ち、姿勢を支える練習につながります。

マシンの補助を利用できるため、初心者も動きの方向や使っている筋肉を意識しながら取り組みやすいことが特徴です。

体幹とピラティスの関係については、ピラティスで体幹を鍛えるメリットを解説した記事もご覧ください。

姿勢のクセに気づき、すっきりとした見た目を目指せる

体幹を意識しながら動くと、腰を反りやすい、肩に力が入りやすいといった姿勢のクセにも気づきやすくなります。

マシンのバーやストラップ、動く方向が目印になるため、手足や骨盤の位置を確かめながらエクササイズできます。

背すじが伸びた姿勢を意識できるようになると、体重が変わらなくてもボディラインがすっきり見えることがあります。

体型の変化は体重だけで判断せず、立ち姿や服の着用感、体の動かしやすさにも目を向けてみましょう。

変化の見方を詳しく知りたい方は、ピラティスによる体型変化について解説した記事も参考にしてください。

呼吸と動きに集中することで、リフレッシュにつながる

ピラティスでは、呼吸のタイミングに合わせて体を丁寧に動かします。

姿勢や筋肉の使い方へ意識を向けるため、仕事や家事からいったん離れて、目の前の動きに集中しやすくなります。

呼吸と動きに集中する時間をつくることが、気持ちを切り替えるきっかけになるでしょう。

リフレッシュの感じ方には個人差があります。

ピラティスと心の変化については、ピラティスがメンタル面へ与える影響を解説した記事もご覧ください。

体の使い方を見直して、不調の軽減を目指せる

マシンのバーやストラップ、動く方向を目印にすると、左右差や一部に力が入りやすいクセに気づきやすくなります。

気づいたクセを確かめながら、全身をバランスよく使う練習ができます。

慢性非特異的腰痛を対象にした研究では、ピラティスがほかの運動より明らかに優れているとする強い根拠は示されていません。

なお、これはピラティス全般の研究であり、マシンピラティスだけの効果を示したものではありません。

痛みやしびれがある場合は、ピラティスを治療の代わりにせず、医療機関へ相談してください。

参考:慢性非特異的腰痛に対するピラティスとほかのエクササイズを比較したシステマティックレビュー

マシンピラティスが向いている人の特徴

マシンピラティスが向いている人の特徴

マシンピラティスは、負荷を調整し、マシンの動きを目印にしながらフォームを確認できることが特徴です。

ここでは、特に取り組みやすい人の特徴を3つ紹介します。

ピラティスの経験がない人

マシンピラティスは、ピラティスの経験がない人も負荷を調整しながら取り組めます。

スプリングやストラップの補助を使うことで、手足を置く位置や動く方向を確認しやすいためです。

リフォーマーやキャデラック、チェアなどは、それぞれ補助や抵抗のかかり方が異なります。

初めはインストラクターの案内を受けながら、自分の体力に合う負荷と動く範囲を確かめるとよいでしょう。

フォームを確認しながら取り組みたい人

自分の姿勢や身体の使い方を確認しながら動きたい人にも適しています。

リフォーマーやキャデラックなどでは、スプリングやストラップ、バーを動きの目印にできます。

負荷を調整し、呼吸を続けられる範囲で動くことで、フォームを丁寧に練習しやすいでしょう。

ケガの回復後・産後に運動を再開したい人

運動を再開する前の確認事項

ケガの回復後や産後に運動を再開する時期は、身体の状態や治療経過によって異なります。

治療中のケガがある場合や、帝王切開・合併症を伴う出産後は、再開時期を医師などに確認してください。

運動を再開できる状態であれば、マシンの補助や負荷調整を活用し、体力に合う方法から始められます。

リフォーマーやキャデラック、タワーなどには、寝た姿勢で行えるエクササイズもあります。

ただし、ピラティスはケガや産後の不調を治療するものではありません。

痛みやしびれなどの症状や、産後の経過に不安がある場合は、運動を続ける前に医療機関へ相談してください。

参考:ACOG「Exercise After Pregnancy」

マシンピラティスを始める際に知っておきたいこと

マシンピラティスを始める際に知っておきたいこと

マシンピラティスは、普段あまり運動しない人も負荷を調整しながら始められます。

生理中に参加するかどうかは、症状やその日の体調に合わせて判断することが大切です。

運動習慣がない人は軽い負荷から始める

運動習慣がない人も、補助と抵抗を調整しながら軽い負荷から始められます。

インストラクターへ体調を伝え、スプリングの設定や動く範囲を相談すると進めやすいでしょう。

初めは軽い負荷から始め、呼吸が止まったりフォームが崩れたりしない範囲で取り組みましょう。

生理中は体調に合わせて取り組む

生理中も体調がよい日は、無理のない強度に調整して取り組めます。

症状には個人差があるため、インストラクターへ体調を伝え、強度を下げてもらうなど無理のない範囲で取り組みましょう。

体調を優先してください

痛みやだるさが強いときは、無理に参加せず休むことも選択肢です。

出血量や痛みなどに不安がある場合は、医療機関へ相談してください。

マシンピラティスで使うマシンの種類

マシンピラティスで使うマシンの種類

マシンピラティスでは、形状や補助・抵抗のかかり方が異なる複数のマシンを使います。

それぞれの特徴を知ると、マシンが動きをどのように支えるのかイメージしやすくなります。

リフォーマー

リフォーマーは、フレームにスライドするキャリッジ(台車)が取り付けられた、ベッドのような形状のマシンです。

キャリッジ、スプリング、ストラップ、フットバーなどを組み合わせ、寝る・座る・立つなどさまざまな姿勢で使います。

特徴・期待できること

  • スプリングの設定により、動きの補助と抵抗を調整できる
  • キャリッジの動きを目印に、身体を丁寧にコントロールできる
  • 体幹を保ちながら手足を動かす幅広いエクササイズに取り組める

リフォーマーの構造やパーツ、代表的なエクササイズを詳しく知りたい方は、リフォーマーについて詳しく解説した記事もご覧ください。

キャデラック

キャデラックは、安定した台の上にフレームがあり、スプリングやバー、ストラップなどを取り付けた大型のマシンです。

台自体は動かず、取り付ける器具の位置やスプリングの設定を変えてエクササイズを行います。

特徴・期待できること

  • 寝た姿勢から立った姿勢まで、さまざまなエクササイズに使える
  • スプリングを付ける位置や方向を変え、補助と抵抗を調整できる
  • 安定した台の上で、手足の動きや左右差を確認しやすい

キャデラックの構造や使い方、リフォーマーとの違いを詳しく知りたい方は、キャデラックについて詳しく解説した記事も参考にしてください。

バレル

バレルは、樽を半分に切ったような曲面を持つ器具です。

リフォーマーやキャデラックのようなスプリングはなく、曲面と自重を利用して身体を動かします。

曲面の端にはしご状の部分を組み合わせたラダーバレルは、スタジオで使われる代表的なタイプです。

特徴・期待できること

  • 曲面に身体を預けながら、背骨や体側を動かせる
  • はしごを支えにして、立った姿勢のエクササイズにも取り組める
  • 身体の大きさに合わせて、はしごとバレルの距離を調整できるタイプもある

チェア

チェアは、椅子のような台にスプリング付きのペダルを組み合わせたコンパクトなマシンです。

座る・立つ・手をつくなどの姿勢で、ペダルを押しながらエクササイズを行います。

特徴・期待できること

  • ペダルのスプリングで抵抗を調整できる
  • 体幹を保ちながら、上半身や下半身を動かす練習に使える
  • ハンドル付きのタイプでは、手で支えながら動ける

スパインコレクター

スパインコレクターは、なだらかな曲面と段差を組み合わせたコンパクトな器具です。

曲面に背中や体側を沿わせ、身体を支えながら胴体や肩まわり、脚を動かします。

特徴・期待できること

  • 曲面を使い、背骨をさまざまな方向へ動かす練習ができる
  • 仰向けや横向きなど、複数の姿勢で使える
  • 比較的コンパクトで、ほかのマシンと組み合わせやすい

タワー

タワーは、縦型のフレームにスプリングやバー、ストラップなどを取り付けて使う設備です。

リフォーマーと一体になったタイプや、壁面に設置するタイプがあります。

特徴・期待できること

  • スプリングを取り付ける位置を変え、さまざまな方向から補助や抵抗を加えられる
  • 寝た姿勢や座った姿勢で、手足と体幹を連動させる動きに取り組める
  • リフォーマー一体型は、1台で複数のエクササイズに対応できる

マシンピラティスを始めるならpilates Kがおすすめ

マシンピラティスを始めるならpilates Kがおすすめ

負荷を調整でき、マシンを動きの目印にできるため、初心者も取り組み方を確認しながら始めやすいことが特徴です。

pilates Kでは、専門マシン「リフォーマー」を全面導入し、目的別のプログラムをグループレッスンで提供しています。

マシンピラティスが気になる方は、マシンピラティス専門スタジオ「pilates K(ピラティスケー)」のトライアルレッスンで、実際の動きを体験してみてはいかがでしょうか。

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