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ピラティスで反り腰を根本アプローチ!効果・自宅エクササイズ・マシンとマットの選び方まで解説

「ピラティスは反り腰にいいって本当?」

「手軽に家で出来るメニューが知りたい…」

ピラティスは本来の正しい姿勢に戻すことで、体の不調を改善に導くエクササイズです。

そのため、正しいフォームで行うことで反り腰に効果があると言われています。

この記事では、ピラティスが反り腰に良いと言われている理由、反対に反り腰にならないための注意点、お家でできるエクササイズなどを説明していきます。

読み終えたころには、反り腰に効く正しいピラティスが理解でき、あなたの毎日がちょっと軽くなるでしょう。

この記事の監修者
鈴木 直子(すずき なおこ)

監修者(鈴木直子の顔写真)

pilates指導歴19年。
2018年マシン専門ピラティススタジオ『pilates K』を立ち上げ。
現在はpilatesK ・pilatesKsmartのトレーナーとして、
全国109店舗(25年9月時点)に在籍するインストラクター育成や、レッスン開発を担当。

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ピラティスが反り腰改善のサポートに向いている4つの理由

反り腰を改善するには、体の使い方を正しく整えることが大切です。

ピラティスはまさにその「正しい姿勢づくり」を得意とするエクササイズになります。

呼吸とともに骨盤や背骨の位置を意識しながら動くことで、筋肉のバランスが整い、腰への負担を軽くする効果が期待できます。

ここではピラティスが反り腰改善のサポートに向いている、と言われる4つの理由を詳しく説明していきましょう。

そもそも反り腰の原因とは?

反り腰は、骨盤が前に傾きすぎて腰のカーブが強くなる状態を指します。

一見姿勢が良さそうに見えますが、実際は腰や背中に負担がかかりやすく、疲れやすい体なのです。

その原因の多くは、日常生活の姿勢や筋肉のアンバランスさにあります。

例えば、長時間のデスクワークやヒールを頻繁に着用していると、骨盤が前に傾きやすくなります。

また、腹筋が弱くて背中の筋肉が優位になると、自然と腰が反ってしまいます。

運動不足や猫背も関係し、体幹の支えが足りないことで、腰がカーブを保とうとするのです。

反り腰を放っておくと、腰痛だけでなく、ぽっこりお腹や下半身太りにつながることもあり、まずは原因を知ることが、改善への第一歩になります。

ニュートラル(骨盤の位置)を習得できる

ピラティスでは、骨盤を「ニュートラル」の位置に保つ練習を大切にします。

ニュートラルとは、骨盤が前にも後ろにも傾かず、背骨が自然なカーブを描く状態のことで、ここを意識して動くと反り腰の癖が少しずつ整っていきます。

エクササイズ中は、腰の下に手が軽く入るくらいの隙間を目安にするとわかりやすいでしょう。

仰向けで骨盤の傾きを確認しながら、呼吸とともに微調整していくと、体の中心感覚がつかめてきます。

普段の姿勢でもこの感覚を思い出すようにすると、腰を反らせすぎず、自然と姿勢が安定します。

ピラティスを通して、骨盤の正しい位置を体で覚えることが、根本的な改善につながるでしょう。

インナーコアを鍛えて腰を守る

反り腰を直すには、腹横筋や骨盤底筋などの「インナーコア」を鍛えることが大切で、この筋肉は体の内側で姿勢を支えてくれます。

ピラティスでは呼吸と一緒に使い、息を吐くときにお腹を薄くへこませる動きが特に効果的です。

インナーコアが弱いと、腰まわりの支えがなくなり、骨盤が前に引っ張られて反り腰が進むおそれがあります。

反対に、深い筋肉がしっかり働くと、腰を自然に守る力が育っていくでしょう。

日常の動作でも、お腹の奥を引き上げる意識を持つと、腰に負担をかけずに立つ・座る・歩くができるようになります。

ピラティスは、そうした体の内側の感覚を呼び覚ますトレーニングでもあるのです。

肋骨が開いて腰が反らないように修正できる

反り腰の人に多いのが肋骨が前に開いてしまう姿勢で、肋骨が開くと背中が反って結果的に腰が引っ張られてしまいます。

ピラティスでは、この「肋骨を閉じる感覚」を身につけることで、上半身のバランスを整えていきます。

呼吸を使って胸を大きく広げるのではなく、肋骨を横に広げて吐くときに軽く閉じるよう意識しましょう。

この動きが身につくと、腹圧が保たれ、腰を反らずに姿勢をキープできるようになっていきます。

また、肋骨が整うと胸の位置も安定し、見た目にもスッと伸びた姿勢になるでしょう。

ピラティスで肋骨と骨盤のつながりを感じながら動くことで、腰に頼らないしなやかな体を目指せます。

背骨の柔軟性を高めて腰の負担を軽減する

ピラティスの動きは、背骨を一つずつ動かすように意識するのが特徴です。

これによって、硬くなりやすい背中や腰の筋肉がほぐれ、全体の柔軟性が上がり、背骨がしなやかになると、腰だけで動かず、体全体でバランスよく支えられるようになります。

例えば「スパインストレッチ」や「ロールダウン」といった動きは、背骨を滑らかに動かす代表的なエクササイズです。

小さな動きでも、繰り返すことで血液の循環が促され、腰の違和感が軽くなる人も多いです。

柔らかく動く背骨は、反り腰の再発防止にもつながるので、自然なカーブを保ちながら動ける体を目指しましょう。

ピラティスの前に!反り腰をチェック

ピラティスを始める前に、まず自分の姿勢がどのくらい反っているのかを確認しておきましょう。

反り腰の度合いを知ることで、どこを意識して動けばいいかが分かり、より効果的にエクササイズができます。

鏡の前で立ったときや、仰向けに寝たときの腰の浮き具合をチェックするだけでも、自分のクセをつかめます。

まずは簡単なセルフチェックをして、どんな姿勢になっているのかを知るところから始めてみましょう。

仰向けになってチェック

床に仰向けに寝て、膝を立てた状態で腰の下に手を差し込んでみましょう。

手のひらがスッと入ってしまう場合は、腰のカーブが強くなっている証拠です。

反り腰の人は、腰と床の間に大きな空間ができやすく、背中の一部だけが床に当たっている感覚になります。

理想的なのは、腰の下に指1〜2本分のすき間がある状態で、それ以上に広い場合は、骨盤が前に傾きすぎている可能性があります。

呼吸を使ってお腹を軽くへこませながら腰を床に近づけてみると、骨盤のニュートラル位置を感じやすくなるので、試してみてください。

ピラティスを行うときも、この感覚を大切にしながら動くことで、反り腰を無理なく整えることができるでしょう。

立った状態でチェック

次は立ったまま、自分の姿勢をチェックしてみましょう。

壁に背をつけて立ち、かかと・お尻・肩・後頭部が壁に軽く触れるようにします。

その状態で腰の後ろに手を入れ、どのくらいのすき間があるかを確認してください。

手がスムーズに入る場合や、腰が壁から離れすぎているときは、骨盤が前傾している可能性が高く、逆に腰がほとんど壁にくっつくようなら、骨盤が後傾しているかもしれません。

また、鏡で横から姿勢を見て、腰が反りすぎてお腹が前に出ていないかもチェックしましょう。

立ち方のクセを知ることで、普段から姿勢を整える意識が持てるようになります。

反り腰になるとどんなデメリットがある?

反り腰のまま過ごしていると、腰まわりにさまざまな不調が起こりやすくなります。

特に腰の筋肉が常に緊張し、慢性的な腰痛につながることが多いです。

見た目にもお腹が前に出てしまい、スタイルが悪く見える原因にもなります。

さらに、骨盤の位置がズレることで、太ももやふくらはぎに余計な力が入りやすくなり、下半身太りを招くこともあります。

体の一部に負担が集中しているとピラティスの効果も出にくくなるので、まずは自分の姿勢を理解して、どんな部分に負担がかかっているのかを知ることが大切です。

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反り腰に効く!ピラティスの自宅で出来る簡単メニュー

反り腰を整えるためには、骨盤の傾きを正して体幹を安定させることが大切です。

ピラティスには、自宅でもできる動きが多く、毎日少しずつ続けることで姿勢が変わっていくでしょう。

ここでは、道具を使わずにできる基本の5つのエクササイズを紹介します。

どれも反り腰に効果的で、腰の負担を減らしながらインナーマッスルを強化できますよ。

ポイントは、回数よりも「正しい姿勢」を意識することなので、焦らず・呼吸を止めずに丁寧に動きましょう。

ペルビックチルトで骨盤の位置をリセット

ペルビックチルトは、反り腰の基本ケアともいえる動きです。

骨盤を前後にゆっくり動かすことで、固まった腰まわりをほぐし、ニュートラルの位置を体に覚えさせます。

  1. 仰向けに寝て膝を立てる
  2. 息を吐きながらお腹を軽くへこませて腰を床に近づける
  3. 次に息を吸いながら、骨盤を元の位置に戻す
  4. これを10回ほど繰り返す

動きは小さくて大丈夫です。

腰を押しつぶすように動かすのではなく、骨盤の傾きを意識しながら、呼吸と連動させるのがポイントです。

続けるうちに、腰の反りが少しずつやわらぐ効果が期待できます。

チェストリフトで肋骨の開きを抑える

チェストリフトは、腹筋の上部を使って肋骨の開きを整える動きです。

胸を持ち上げるように見えても、実際には「肋骨を閉じる感覚」を身につけることが目的です。

  1. 仰向けで膝を立て、手を頭の後ろに軽く添える
  2. 息を吐きながらあごを軽く引く
  3. 肩甲骨が床から少し離れるところまで上体を起こす
  4. このとき、肋骨を引き下げるイメージで

首や肩に力が入りやすい人は、手で頭を引っ張らず、目線をお腹に向けて動かすとスムーズです。

お腹の奥がしっかり働く感覚をつかむと、腰を反らずに姿勢をキープできるようになるでしょう。

デッドバグ(90/90)で腹圧をキープ

デッドバグは、体幹の安定性を高めながら腹圧をコントロールするエクササイズです。

腰を反らせずに動く練習になるため、反り腰の改善にとても役立ちます。

  1. 仰向けで寝て、脚を持ち上げて膝と股関節を90度に曲げる
  2. 両腕を天井に伸ばし、息を吐きながら片手と反対の脚をゆっくり伸ばす
  3. 腰が床から浮かないように、お腹を軽くへこませてキープ
  4. 左右交互に5〜10回ずつ行う

続けていると腹部の奥がじんわり働いているのを感じます。

動きの大きさよりも、腰の位置が安定しているかを意識することが大切です。

ペルビックカールは「お尻主導」で少しだけ

ペルビックカールは、背骨をひとつずつ動かして腰と背中の柔軟性を高めるエクササイズです。

ただし、反り腰の人は腰を使いすぎないように「お尻主導」で行うようにしましょう。

  1. 仰向けで膝を立て、息を吐きながらお尻をゆっくり持ち上げる
  2. 腰からではなく、お尻の筋肉で骨盤を引き上げる
  3. 背骨を一枚ずつ持ち上げていくイメージで行う

高く上げすぎると腰が反りやすくなるため、太ももからお腹までが一直線になるくらいで止めます。

お尻を締めながらゆっくりと下ろしていくことで、腰まわりが安定していきます。

サイドキックは小さな可動域で骨盤を安定

サイドキックは、横向きで行う脚の動きで、骨盤の安定を鍛えるのに効果的です。

大きく動かすよりも、小さな範囲でコントロールすることを意識しましょう。

  1. 横向きになり、下の腕は枕のように頭の下に置く
  2. 上の脚を腰の高さに上げる
  3. 息を吐きながら前へ、吸いながら後ろへゆっくり動かす
  4. このとき、骨盤が一緒に揺れないように注意する

動きを繰り返すうちに、お尻の横や裏側の筋肉がじんわりと働くのを感じるはずです。

骨盤を安定させる力がつくと、立っているときや歩くときにも腰を反らずに姿勢を保てるようになるでしょう。

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ピラティスで反り腰が悪化しないためのコツ

ピラティスは反り腰を整えるのにとても効果的ですが、やり方を間違えると逆に腰を反らせてしまうこともあります。

特に、力の入れ方や呼吸の仕方を誤ると、腰に負担が集中してしまうため注意が必要です。

正しい姿勢を保ちながら動くためには、体の中心を意識して、呼吸とともに動くことが大切です。

ここでは、反り腰を悪化させないための5つのポイントを紹介します。

小さな意識の違いが、エクササイズの効果を大きく変えてくれるでしょう。

肋骨を開かず「軽く下げる」意識をもつ

ピラティスでは呼吸が大切ですが、胸を大きく開こうとしすぎると肋骨が前に出てしまい、腰を反る原因になります。

息を吸うときは、胸の前ではなく「肋骨の横」に空気を入れるように意識しましょう。

肋骨を軽く下げるように意識することで、上半身が安定し、腹圧が自然に保たれます。

動作中も肋骨が上に持ち上がらないように気をつけると、腰の反りを防ぐことができます。

特に腹筋系のエクササイズでは、肋骨を閉じる感覚を持つとお腹の奥がしっかり使えるようになり、体幹がより安定していくでしょう。

お腹は固めるより引き上げるイメージ

お腹を意識しようとすると、力を入れてギュッと固めてしまう人が多いですが、それでは呼吸が止まりやすく、腰にも力が入ってしまいます。

ピラティスでは「お腹を引き上げる」ような感覚で、内側にスッと引く意識を持つのがポイントです。

息を吐きながら、おへそを背中に近づけるようにすると、腹横筋が自然に働いて姿勢が整いやすくなります。

この感覚がつかめると、腹圧が安定して腰を支えやすくなります。

動くたびにお腹が上下しないように、内側から引き上げる意識を続けてみましょう。

息を止めずに動く

呼吸を止めると、腹圧が逃げて腰が反りやすくなります。

特に力を入れる瞬間に息を止めるクセがある人は注意が必要です。

ピラティスでは、動作と呼吸をセットで行うことが基本で、力を入れるときに息を吐き、戻すときに吸うようにすると、自然とお腹の奥が使えるようになります。

息を止めないことで、体の内側の動きがスムーズになり、余計な力みが取れるでしょう。

どんなエクササイズでも「呼吸が通っているか」を感じながら行うことが大切です。

骨盤のニュートラルを優先する

反り腰を防ぐうえで欠かせないのが、骨盤のニュートラルを保つことです。

どんな動きでも、まずは骨盤の位置を確認してから始めるようにしましょう。

仰向けで腰の下に手のひらが軽く入る状態が理想的なニュートラルポジションで、腰を床に押しつけたり浮かせたりせずに自然なカーブを保つよう意識しましょう。

この姿勢を守りながら動くことで、腹部の力が均等に入り、腰に頼らず動けることが期待できます。

慣れるまでは、ゆっくり丁寧に動くのがおすすめです。

前ももではなくお尻と裏ももを使う

脚を使う動きでは、前ももの筋肉に力が入りすぎると、骨盤が前に引っ張られて反り腰を悪化させてしまうことがあります。

意識すべきは「お尻と裏もも」で、そこを主役にして動かすのがポイントです。

例えば脚を持ち上げるときは、ももの裏を少し引くように動かすと、自然と骨盤が安定します。

お尻を締めるより「支える」感覚で使うと、腰の反りを抑えながら動けます。

お尻と裏ももが働くと、下半身全体のバランスが良くなり、結果的に腰への負担が減って動きやすい体へと変わっていきます。

ピラティス以外で反り腰を予防するポイント

ピラティスで体を整えても、日常生活の姿勢が悪ければ、また腰が反ってしまうことがあります。

反り腰を防ぐには、ふだんの立ち方や座り方、歩き方を意識して変えることが大切です。

どんなに短い時間でも、姿勢を意識することで体は少しずつ正しい位置を覚えていきます。

ここでは、生活の中でできる簡単な4つの習慣を紹介するので、日常的に意識してみてください。

立ち姿勢を見直す

立っているときの姿勢が反り腰をつくる原因になっていることがあります。

腰を反らせて胸を張るように立つと、一見姿勢が良く見えますが、実は骨盤が前に傾き、腰に負担がかかっています。

正しい立ち方は、耳・肩・腰・くるぶしが一直線になる姿勢で、軽くお腹を引き上げて肋骨を下げるように意識すると、自然と骨盤がまっすぐになります。

また、長時間立ちっぱなしのときは、片足に体重をかけすぎないように注意しましょう。

体の軸をまっすぐに保つ意識が、反り腰の予防につながります。

座るときは骨盤を立てる

座っている時間が長い人は、骨盤が後ろに倒れて背中が丸くなりやすいです。

その状態を続けると、腰を反らせる筋肉が過剰に働き、姿勢のバランスが崩れやすくなってしまいます。

座るときは、座骨(お尻の下の骨)を椅子にしっかり当てて、骨盤を立てるように座るのが理想です。

背もたれに頼らず、軽くお腹を引き上げて姿勢をキープすると、腰がラクになりますよ。

デスクワークのときは、椅子の高さを調整して、足裏が床につくようにしましょう。

クッションを腰の後ろに入れるのも効果的で、こういった少しの工夫で、反り腰を防ぐ座り方はできます。

肋骨を閉めて呼吸する習慣を

日常の呼吸でも、肋骨が開いたままだと背中や腰に負担がかかります。

胸を大きく開くよりも、肋骨を横に広げて吐くときに閉じる意識を持つと、自然に腹圧が上がり、姿勢が安定します。

立っているときや座っているときも、息を吸うたびにお腹が前に出ていないかを確認してみましょう。

もしそうなっている場合は、呼吸のたびに腰を反らせているかもしれません。

肋骨を閉じながら呼吸する習慣を続けると、体幹の筋肉が常に働きやすくなり、ピラティスで作った姿勢をキープしやすくなります。

前太ももではなくお尻で歩く

歩くときに前太ももばかり使っていると、骨盤が前に引っ張られ、反り腰の原因になります。

お尻の筋肉を意識して歩くことで、骨盤を安定させながらスムーズに動けるようになります。

意識のコツは、脚を前に出すよりも「後ろへ蹴る」動きを意識することです。

お尻と裏ももで地面を押すように歩くと、腰を反らさずに体全体を使って進めるでしょう。

信号待ちなどの立ち姿勢でも、お尻を軽く締めて体をまっすぐに保つと、自然と姿勢が整っていきます。

日常の中でこの感覚を積み重ねることが、反り腰を根本から整える近道です。

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ピラティスと反り腰についてQ&A

ピラティスで反り腰を整えたいと思っても、マシンとマットのどちらがいいのか、どのくらい続ければ効果が出るのかなど、気になることはあるでしょう。

ここでは、よくある疑問をQ&A形式でまとめて分かりやすくお伝えします。

自分に合った始め方や頻度を知ることで、無理なく長く続けられますよ。

マシンピラティスとマットピラティスどちらがおすすめ?

反り腰のリセットを目的にする場合、どちらが良いかは「ピラティスの経験」と「自分で姿勢をコントロールしやすいかどうか」で考えると選びやすくなります。

体の使い方にまだ自信がない人や、腰痛が気になる人には、まずマシンピラティスがおすすめです。

マシンはバネの補助があるので、必要以上に腰を反らなくても動きをサポートしてくれ、インストラクターが骨盤や肋骨の位置を細かく見て調整してくれるため、安全にピラティスで反り腰ケアができるでしょう。

一方で、マットピラティスは自重だけで行うため、場所を選ばず続けられることが大きな強みになります。

通うのはマシンスタジオ、復習は自宅でマットというように組み合わせると、効果と続けやすさの両方をねらえるでしょう。

どちらが絶対に正解というより、自分の体調や予算、通いやすさを含めて選ぶことが大切です。

迷う場合は、体験レッスンで両方を試して、腰の感覚が楽に感じたほうを軸にしていくと安心です。

どれくらいで変化を感じられる?

反り腰への変化を感じるペースは個人差があります。

目安として週に一回以上のペースで通った場合、早い人で3〜4回目あたりから「腰が張りにくい」「立ち姿勢が少し楽になった」といった小さな変化に気づくことが多いです。

一方で、見た目の姿勢や腰のカーブがはっきり変わったと感じるには、3カ月前後の継続が必要になるケースもあります。

筋肉が育ち、日常の姿勢の癖が切り替わるまでには、どうしてもある程度の時間がかかるのです。

変化を早めるためには、スタジオで習った骨盤のニュートラルや肋骨を閉める意識を、日常生活でも取り入れてみましょう。

レッスンだけで完璧に直そうとするのではなく、生活全体で少しずつ積み重ねていくイメージです。

今日は腰の違和感が少ないなど、小さな変化も記録しておくと、自分の頑張りが見えるかたちになるので、モチベーションの維持にもつながります。

おすすめのピラティスの頻度は?

反り腰の改善を目指すなら、理想は週2回程度のペースですが、まずは無理なく通える頻度を優先して決めることが大切です。

週1回でも続けることで、体の感覚は少しずつ変わっていき、さらに自宅での簡単なマットエクササイズを組み合わせることで効果UPを狙えます。

慣れてきたら、スタジオでのレッスンを週1回、自宅でのセルフケアを週2~3回ほど行ってみるのがおすすめです。

時間がない日は、ペルビックチルトだけやるなど、5分程度のミニメニューでも続けることが大切です。

疲れている日は強度を下げたり、呼吸と骨盤の位置を確認するだけの日があっても問題ありません。

頻度に正解はないので完璧を目指しすぎず、3カ月先も無理なく続けられるペースを探していくことが、結果的にいちばんの近道になるでしょう。

10分ピラティスで反り腰にならないカラダを手に入れよう

反り腰を整えるために大切なのは、長時間のトレーニングよりも「短くても毎日続けること」です。

ピラティスは10分ほどでもしっかり効果を感じられる運動なので、朝の支度前や寝る前など、自分のペースで取り入れやすいのが魅力です。

例えば、ペルビックチルトやチェストリフトのような基本動作を中心に行うだけでも、骨盤の傾きや肋骨の開きが少しずつ整っていきます。

ゆっくり呼吸をしながら体を動かすことで、筋肉の緊張がほぐれ、自然と姿勢が楽になる感覚を得られるでしょう。

無理をせず、自分の体に合わせて気持ち良く動くことが、反り腰改善へのいちばんの近道です。

今日からできる10分ピラティスで、しなやかで疲れにくい体を目指しましょう。

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