ホットヨガとピラティスの違いは?期待できる効果や消費カロリー、料金、併用するときのポイントまで解説
「ホットヨガとピラティスってどう違うの?」
「どっちがカロリーを消費できる?」
ピラティスは体幹を鍛えたり姿勢のクセをリセットすることに向いており、ホットヨガは柔軟性やリフレッシュに向いているでしょう。
1時間の消費カロリーはピラティスが約150〜210kcal、ホットヨガが約300kcalといわれています。
ただしレッスン強度や室温、フォームによって期待できる効果と数値は変わるため、あくまで目安程度で考えておきましょう。
この記事では、ホットヨガとピラティスについて期待できる変化や料金、消費カロリーを比較します。
どちらに通うか迷っている人は、判断材料のひとつとして参考にしてみてください。
この記事の
監修者
永田 真子
(ながた まこ)
ヨガ指導歴歴9年。
ホットヨガスタジオloIveトレーナーとして、インストラクター育成やレッスン開発、ボディメイクやダイエット目的としたWS開催を担当。
その経験を活かし、現在はマシンピラティス専門スタジオpilatesKシニアトレーナーとして全国9エリアに在籍する技術指導トレーナーを束ねるレッスンクオリティ責任者として活動。
ホットヨガとピラティスの期待できる効果の違い
ホットヨガとピラティスはどちらも全身を動かしますが、それぞれ期待できる効果は異なります。
姿勢や体幹を整えたいならピラティス、柔軟性やリフレッシュ感を重視したいならホットヨガがおすすめです。
ここでは、それぞれの特徴や体感の違い、向いている人の目安について説明します。
1分診断|あなたに合っているのはホットヨガ?ピラティス?
迷ったときは、「姿勢・体幹」ならピラティス、「柔軟性・リラックス」ならホットヨガを基準にして考えると選びやすいです。
次のチェック項目で当てはまるものを優先すると、どんなレッスンを選ぶべきかが見えてくるでしょう。
- 猫背や反り腰が気になり、体幹や姿勢を優先して整えたい → ピラティス
- マシンで動きをサポートしてもらいながら学びたい → マシンピラティス
- 体が硬く、温かい環境で無理なく伸ばしたい → ホットヨガ
- 汗をかいて気分転換したい → ホットヨガ
- 暑さが苦手で、のぼせやすい体質 → ピラティス
ただし同じジャンルでも強度は幅があり、ヨガでも筋力系、ピラティスでもテンポが速いクラスもあります。
「ダイエット目的」「肩まわりのケアを期待したい」など狙いが明確だと、体験レッスンで目的に合う内容か確かめやすいでしょう。
ピラティスは体幹を鍛えて姿勢をリセットしやすい
ピラティスは、体幹を安定させたまま手足を動かす練習をするため、姿勢の崩れや動きのクセを整えたい人に向いている運動です。
腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群などを意識しながら、背骨と骨盤をニュートラルに保つことをベースに進めます。
この土台がついてくると、立つ・歩く・座るなど日常動作で余計な力が入りにくく、首肩や腰まわりの負担を目指せるケースもあります。
同じピラティスでも、マットは自重で行うためコントロール力を養いやすく、マシンはバネの補助で動きの軌道をつかみやすい点が違いです。
ホットヨガは温かい環境で柔軟性を高めつつリラックスしやすい
ホットヨガは温度・湿度が整ったスタジオで行うため、体が温まりやすく、硬さが気になる方でもポーズを取りやすいといわれています。
呼吸と動きに集中しやすく、レッスン後に「すっきりした」「落ち着いた」と感じる人も多いようです。
一方で、汗の量=脂肪燃焼につながるわけではなく、主に体温調節の反応であることは理解しておきましょう。
脱水やのぼせを防ぐために水分・電解質の補給をしっかりして、妊娠中や持病がある場合は事前に医師へ相談しておくと安心です。
ホットヨガとピラティスの消費カロリーの違い
ホットヨガとピラティスの消費カロリーは、同じ「1時間」でもクラスの強度や休憩の長さ、動きの連続性で大きく変わります。
あくまでも数字は目安として捉えるようにしましょう。
ここではMETs(メッツ)をもとに、「体重60kgの人が60分のレッスンを行った」推定値と、カロリーの見方のポイントを説明します。
前提として強度とレッスン内容で上下しやすい
消費カロリーは「ホットヨガだから高い」「ピラティスだから低い」と決まるわけではなく、運動強度とクラス内容で大きく変わります。
推定に使われるのがMETsで、同じ60分でもMETsが高いほど消費量は増える仕組みです。
変動しやすい要因としては以下の項目があります
- 体重(重いほど増えやすい)
- クラスの強度
- フォームの質
- 環境要因
計算式の例としては「kcal=METs×3.5×体重(kg)÷200×時間(分)」で、体重60kg・METs3.0・60分なら約190kcalが目安です。
また、ホットヨガの大量発汗は体温調節の反応で、直後の体重変化は水分の増減が中心になりやすいことを理解しておきましょう。
ピラティスは1時間あたり約150〜210kcal
ピラティスの消費カロリーは、約150〜210kcalが目安です。
METsでは約2.4〜3.4に相当し、呼吸を保ちながら体幹を安定させて動くほど、強度が上がりやすいと考えられます。
マットピラティスは丁寧に動くクラスだと低めになりやすく、反復が多いプログラムでは高くなりやすい傾向にあります。
また、下半身や背中など大きな筋肉を使う種目が増えるほど、同じ時間でも消費は増えやすいです。
ピラティスは消費カロリーだけでなく、動きや姿勢が整うことで日常の活動量が増える可能性もあるため、長期のボディメイクではその点も見逃せません。
ホットヨガは1時間あたり約300kcal
ホットヨガの消費カロリーは、約300kcalが一つの目安です。
METsは約2.0〜2.8が想定され、ゆったりしたポーズ中心のクラスは低め、フローが続くクラスは高めになりやすいです。
室温が高いと心拍数が上がり汗も増えますが、ゆるやかな動きだと消費は伸びづらく、汗をかいているから脂肪燃焼につながるわけではありません。
一方で、ホットヨガはリラックス感につながりやすいため、継続しやすく回数を重ねるほど総消費量は積み上がるでしょう。
脱水やのぼせで動けなくなると消費も下がりやすいので、こまめな水分と電解質の補給を心がけて、無理のない強度を選ぶことが大切です。
ホットヨガとピラティスの料金の違い
料金は、同じピラティスでもマシンピラティス>マットピラティスになりやすい傾向にあります。
また、マットピラティスとホットヨガは同じ料金感のスタジオが多いようです。
実際の負担は、プラン(回数券・通い放題など)とレッスン形態(グループ/プライベート)で大きく変わります。
ここでは月4回を目安に、相場感とどこで差が出るかのポイントを整理します。
料金は「料金プラン」と「レッスンスタイル」で大きく変わる
料金を左右するのは、プラン設計(都度・回数券・月額・通い放題)と、レッスンスタイル(グループ/プライベート)です。
同じ月4回でも、プライベートレッスンだと1回の単価は上がり、グループ中心のスタジオは費用を抑えやすい傾向にあります。
また、入会金・事務手数料・施設利用料・レンタル品・飲料購入なども要チェックです。
検討時は、月会費・初期費用・毎回の追加費用・キャンセル規定(振替の可否)をセットで見ておくと安心でしょう。
体験レッスンでは混雑度や更衣室の使いやすさも確認すると、料金への納得感がつくりやすくなります。
マシンピラティスは月4回で約1万円〜2万円
マシンピラティスは月4回で約1万円〜2万円が目安で、1回あたり2,500〜5,000円前後が多いでしょう。
リフォーマーなどの専用マシンを使うレッスンは、少人数制やプライベートになるほど、設備コスト・指導コストが料金に反映されます。
都心部や駅近、人気時間帯は高くなりやすく、郊外のスタジオや平日の日中中心のプランだと抑えやすいかもしれません。
早く結果を出したいからと高いプランを選ぶより、料金に見合う頻度で通えるかを優先したほうが、納得して通えます。
継続を重視するなら、月4回と月8回、回数券の単価差まで比較して、現実的に続けられる回数を選びましょう。
マットピラティスは月4回で1万円程度
マットピラティスは月4回で1万円程度が目安で、特にグループ中心のスタジオでは始めやすい価格帯です。
専用設備が少ない分、料金差はクラス人数・インストラクターの経験・レッスン時間(45分/60分など) で分かれやすい傾向にあります。
持参できるスタジオもありますが、マットのレンタル料がかかったり、スタジオ指定の滑り止めソックスが必要だったりするケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
フォームのクセが強い方は、少人数クラスのほうが満足度は上がりやすい一方で、相場より料金が高くなることもあります。
同じ金額でも体感は変わるので、総額だけでなく「1回あたりの内容(時間・人数・強度)」まで確認すると、納得して選べるでしょう。
ホットヨガは月4回で1万円前後
ホットヨガも月4回で1万円前後が目安で、スタジオによっては通い放題プランを選べるところもあります。
室温・湿度管理の設備は必要ですが、グループレッスンがほとんどで単価は抑えやすい傾向です。
一方で、タオルやウェアのレンタル代、飲料購入が毎回発生すると、月の総額が想定より高くなることがあります。
汗をかく環境なので、洗濯頻度や替えの用意まで含めて、生活コストも考えておくと安心です。
料金は月4回の価格だけでなく、振替制度・休会費・店舗間利用の可否まで確認しておきましょう。
ホットヨガとピラティスは併用OK!3つのメリット
ホットヨガとピラティスは共通点もありますが、得意なところが少し違います。
そのため併用することで「柔軟性」と「体幹の安定性」をバランスよく伸ばすことができて、動きやすい体づくりにつながりやすいでしょう。
ここでは、併用することで期待できる変化と、続けやすい頻度の目安を説明します。
柔軟性×安定性で動きやすくなる
併用の大きなメリットは、ホットヨガで柔軟性を高めつつ、ピラティスで安定性(体幹の支え)を補える点です。
柔らかさだけが先に伸びると関節が不安定になることもありますが、狙った筋肉で体を支える練習を組み合わせることで、動きが安定しやすくなります。
ストレッチ系のクラスが続くと、反動を使って可動域を広げようとしてしまうことがあります。
痛みが出る伸ばし方は避けて、強度は段階的に上げるのが無難です。
姿勢のリセット効果を感じやすい
姿勢を整えたい場合は、ピラティスで意識したアライメント(骨の並び)を、ホットヨガの動きの中で使いながら確認してみましょう。
たとえば巻き肩や反り腰が気になる方は、ピラティスで体幹と肩甲帯の使い方を覚え、ヨガのポーズで「伸びる感覚」を確かめると再現性が上がりやすいです。
ただし、慢性的な腰痛やしびれがある場合は自己判断で練習を続けずに、医療機関や専門家に相談しながら内容を調整すると安心です。
呼吸が深まることでリフレッシュできる
呼吸については、ホットヨガの集中しやすい環境とピラティスの呼吸法を組み合わせることで、深い呼吸を習慣にしやすいといえます。
ピラティスでは胸郭(肋骨まわり)を広げる胸式呼吸を使い、体幹を安定させながら吸う・吐くをコントロールすることができます。
息が浅くなりやすい方は、呼吸のリズム作りに役立つ場合があります。
ただし、ホットヨガでは頑張りすぎると過呼吸気味になる可能性もあるので、苦しくなる前に休んで自分の暑さ耐性に合わせて参加するようにしましょう。
ホットヨガとピラティスのよくあるQ&A
ホットヨガとピラティスで迷うときは、目的と体調で軸を決めると選びやすくなります。
ここでは、迷いやすいポイントをQ&A形式で説明します。
ホットヨガとピラティスはどっちがダイエット向き?
一概に「こっちが正解」とは言いにくく、総活動量が上がりやすく続けやすいエクササイズを選ぶのが現実的です。
ただし、体脂肪を減らすには運動の消費カロリーだけでなく、食事も含めたエネルギー収支が大切です。
ホットヨガはたくさん汗をかいて痩せそうなイメージがありますが、あくまでも汗は水分の増減が大きい場合があります。
姿勢改善を期待するならピラティス、スッキリ感も重視したいならホットヨガなど目的にあったエクササイズを選びましょう。
ホットヨガとピラティスを併用するなら頻度は?
「ホットヨガ1回+ピラティス1〜2回」のように週2〜3回程度から始めるといいでしょう。
いきなり頑張りすぎると疲れが残ってしまいます。
特にホットヨガは室温と発汗で体感強度が上がりやすいため、連日参加するよりも間隔を空けたほうが、疲労や脱水を避けやすいです。
翌日にだるさが残る、眠りが浅くなるなどのサインが出た場合は、回数や強度を落として調整してください。
ピラティスはマットとマシンどちらがいいの?
フォームを早く整えたいならマシン、費用を抑えて習慣化したいならマットが合っているかもしれません。
マシンは補助や抵抗をつけられるため動きの軌道をつかみやすく、マットは自宅でも復習しやすいというメリットがあります。
初心者ほど、少人数クラスやプライベートで、骨盤と背骨のニュートラルを確認しながら進めると安定しやすいでしょう。
初心者はホットヨガとピラティスどちらがおすすめ?
暑さが不安ならピラティス、リラックス感や柔軟性を重視するならホットヨガが合いやすいです。
ただし、ホットヨガはめまい・のぼせ・脱水が起きることがあるため、体調の波がある方は慎重に選ぶと安心です。
どちらを選ぶ場合も、体験時に既往歴や痛みを伝えて、まずは初心者向けプログラムから始めるようにしましょう。
ホットヨガかピラティスで理想の体づくりを始めよう
ホットヨガとピラティスは、目的と体調に合わせて選ぶことで、無理なく続けやすくなります。
姿勢や体幹を整えたいならピラティス、柔軟性やリラックス感を重視したいならホットヨガが向いているでしょう。
自分の目的と合っているか、無理なく通える料金か、併用するという選択肢も含めて比較するのがおすすめです。
体験レッスンでは、呼吸のしやすさ・翌日の疲労感・痛みの有無をチェックして、自分に合うスタジオ・レッスンかを確かめてみましょう。
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