ピラティスで使うキャデラックとは?構造やできること、使い方を解説
キャデラックって、どんなピラティスマシン?
大きなフレームやスプリングは、どう使うの?
キャデラックは、ベッドの周囲をフレームが囲む大型のピラティスマシンです。
スプリングやバー、ファジーなどを組み合わせることで身体の動きを支えたり、動きに抵抗を加えたりできます。
見た目は複雑ですが、構造とパーツの役割が分かると、どのようなエクササイズで使えるのかをイメージしやすくなります。
この記事では、キャデラックの構造やできること、代表的なエクササイズを初心者向けに解説します。
マシンピラティス全体の特徴は、マシンピラティスとはでも詳しく紹介しているので参考にしてください。
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キャデラックの構造と主要パーツ
ベッドやフレーム、スプリング、バー、ファジーの位置と役割を整理します。
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キャデラックでできること
補助と抵抗を使い分ける考え方や、身体の動かし方が分かります。
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代表的なエクササイズ
ロールダウンバーやレッグスプリングなどの使われ方を紹介します。
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キャデラックに関する疑問
リフォーマーやタワーとの違い、初心者が使う場合の考え方を確認できます。
この記事の
監修者
永田 真子
(ながた まこ)
ヨガ指導歴歴9年。
ホットヨガスタジオloIveトレーナーとして、インストラクター育成やレッスン開発、ボディメイクやダイエット目的としたWS開催を担当。
その経験を活かし、現在はマシンピラティス専門スタジオpilatesKシニアトレーナーとして全国9エリアに在籍する技術指導トレーナーを束ねるレッスンクオリティ責任者として活動。
ピラティスで使うキャデラックとは?構造と主要パーツ
キャデラックは、クッション付きのベッドを四方の支柱と頭上のフレームが囲む大型のピラティスマシンです。
天蓋付きベッドのような見た目で、ピラティスマシンのなかでも特に大きく、多くのパーツを備えています。
病院のベッドにスプリングを取り付けた器具が原型といわれており、その名残から現在もベッドのような形をしています。
メーカーや教育機関によっては「トラピーズテーブル」と呼ばれることもあります。

ベッドが身体を支える土台になり、周囲と頭上のフレームがスプリング、バー、ファジーなどを取り付ける支点になっています。
スプリングの伸び縮みする力を利用して動きを支えたり、動きに抵抗を加えたりするのが基本的な仕組みです。
簡単に説明すると、ベッドに仰向け・うつ伏せ・横向きになったり、バーを手で押したり引いたり、手足をスプリングやファジーで支えたりしながら身体を動かします。
座った姿勢や立った姿勢のほか、トラピーズなどを使って身体を吊り下げる応用的なエクササイズもあります。
決められた軌道を繰り返すだけのマシンではなく、使うパーツ、取り付ける位置、身体の向きを変えることでエクササイズを組み立てられるのが大きな特徴です。
| 主要パーツ | 形状・位置 | 主な役割 |
|---|---|---|
| ベッド | クッションの付いた台 | 仰向け・うつ伏せ・横向き・座位などで身体を支える |
| サイドレール/フレーム | ベッドの周囲と上部を囲む金属製の枠 | スプリングやバーを取り付ける支点になる |
| ウッドフレーム | ベッドを支える木製の土台 | ベッドを下から支える |
| アーム/レッグスプリング | 腕や脚を動かす際に使うばね | 動きを支えたり、動きに抵抗を加えたりする |
| ロールダウンバー | 2本のスプリングにつながる棒状のパーツ | 手で支えながら上半身を動かすエクササイズなどに使う |
| プッシュスルーバー | フレームに取り付けられた可動式のバー | 押す・引く動きや、身体を支える動きに使う |
| トラピーズ | 上部フレームから吊るされたバー | 身体を支えたり、吊り下げ動作を行ったりする |
| ファジー | 上部フレームから吊るされた毛足のあるループ | エクササイズに応じて手足などを支える |
なお、パーツの名称や形状、取り付け方はメーカーや機種によって異なります。
実際の使い方や設定はインストラクターの案内に従いましょう。
このようにキャデラックは、安定したベッドと多方向から使えるパーツを組み合わせ、身体の状態やエクササイズに合わせて支え方と抵抗を調整するマシンです。
キャデラックでできること・期待できる効果
キャデラックは、ベッド、フレーム、スプリング、バーの組み合わせを変えることで、身体の支え方や抵抗がかかる方向を調整できます。
身体を支えながら動きを確かめる使い方と、抵抗に対して身体をコントロールする使い方があり、姿勢や動きの癖、手足と体幹のつながりへ意識を向けやすいのが特徴です。
寝た姿勢から座位・立位まで幅広く身体を動かせる
キャデラックでは、仰向けやうつ伏せ、横向き、座位、立位など、さまざまな姿勢でエクササイズを行います。
ベッドに身体を預ける動きもあれば、フレームやバーを使って身体を支える動きもあります。
同じマシンの中で姿勢を変えながら、身体の使い方を確認できるのが特徴です。
ただし、行える姿勢やエクササイズは機種やレッスン内容、レッスンを受ける人の状態によって変わります。
スプリングの補助で動きや姿勢を確認しやすい
スプリングが身体の重さや動く方向を支える設定では、自分の力だけで動くよりも動作をコントロールしやすくなります。
身体の位置を保ちやすくなるため、呼吸や背骨の動き、骨盤の位置などへ意識を向けやすいでしょう。
スプリングは単に負荷を強くするものではなく、動きを学ぶための支えとしても使われます。
補助の感じ方には個人差があり、スプリングが軽いからといって簡単になるとは限りません。
抵抗を使って体幹と手足の連動にアプローチできる
スプリングの抵抗に対して腕や脚を動かすときは、身体の中心部を保ちながら手足をコントロールします。
たとえば脚を動かすときは、脚を大きく動かすことだけでなく、骨盤や上半身を安定させることも意識します。
手足だけを動かすのではなく、身体全体のつながりを意識しやすい点もキャデラックの特徴です。
抵抗が強すぎると呼吸が止まったり、首や肩などに余分な力が入りやすくなったりするため、無理のない設定で行いましょう。
取り付け位置や方向を変えて動きを調整できる
キャデラックのフレームには複数の支点があり、スプリングやバーを取り付ける高さや左右の位置、方向が変えられます。
支点が変わるとスプリングに引かれる方向も変わるため、同じように見える動きも身体への伝わり方が違います。
エクササイズの難しさはスプリングの強さだけで決まらず、取り付け位置や身体を動かす方向によっても変わります。
細かな設定は機種や指導方法によって異なるため、自己判断で付け替えずインストラクターに確認しましょう。
キャデラックを使った代表的なエクササイズ
キャデラックのエクササイズは、使用するパーツによって身体を支える方向や動き方が変わります。
ここでは具体的なスプリング設定や手順ではなく、どのパーツを使い、どのような動きをするのかを紹介します。
| 使われ方 | 主なパーツ | 動きのイメージ | 確認したい点 |
|---|---|---|---|
| ロールダウンバー系 | ロールダウンバー、接続するスプリング | バーを支えに上半身や背骨を動かす | 呼吸が止まらず、首や肩に力が集まっていないか |
| レッグスプリング系 | レッグスプリング、ループ | 仰向けなどで脚を動かす | 脚の動きに合わせて骨盤が大きく動いていないか |
| プッシュスルーバー系 | プッシュスルーバー、接続するスプリング | バーを押す・引く動きに身体全体を合わせる | バーの反発と可動範囲が適切に管理されているか |
| トラピーズ系 | トラピーズ | 身体を支える、または吊り下げる | 補助と安全確認が行われているか |
ロールダウンバーを使って背骨を動かす
ロールダウンバーは、一般にスプリングへ接続して使う棒状のパーツです。
バーを手で支えながら、上半身を丸めたり起こしたりするエクササイズなどに使われます。
バーとスプリングが動きの方向を示すため、呼吸と背骨の動きを合わせる感覚を確認しやすいでしょう。
スプリングの戻る力があるため、首や肩に力が入りすぎていないかを確認しながら行います。
レッグスプリングを使って脚を動かす
レッグスプリング系では、足にループを掛け、スプリングの力を感じながら脚を動かします。
脚を曲げ伸ばししたり、さまざまな方向へ動かしたりする間、骨盤や体幹の位置も意識します。
脚を大きく動かすことよりも、上半身や骨盤を保ったまま脚をコントロールすることがポイントです。
スプリングの種類や取り付け位置で負担の感じ方が変わるため、設定は指導者に任せます。
プッシュスルーバーを使って全身を動かす
プッシュスルーバーは、フレームに取り付けられた可動式のバーです。
姿勢やスプリングの位置に応じて、バーを押す・引く、身体を支えるといった使い方があります。
腕だけでバーを動かすのではなく、背骨や骨盤の位置を保ちながら全身をつなげて動くことが大切です。
バーにはスプリングの反発が加わるため、指導者が可動範囲や安全機構を確認した状態で行います。
トラピーズを使った吊り下げ動作もある
キャデラックでは、上部フレームから吊るされたトラピーズやファジーを使うエクササイズもあります。
身体の一部を支える動きから、身体を持ち上げたり吊り下げたりする動きまで、使い方はさまざまです。
吊り下げ動作はキャデラックらしい使われ方ですが、初心者が最初から行う標準的なエクササイズとは限りません。
高度な吊り下げ動作や逆転動作は自己流で行わず、設備と身体の状態を確認できる指導者のもとで行います。
キャデラックに関するよくある質問
最後に、キャデラックとほかのマシンとの違いや、初心者が使う場合の疑問を整理します。
キャデラックとリフォーマーの違いは?
大きな違いは身体を乗せる台が固定されているか、レールの上を動くかです。
キャデラックはベッドの周囲にフレームがあり、複数の方向からスプリングやバーを使います。
一方、リフォーマーは身体を乗せるキャリッジがレール上を動き、その往復をコントロールしながらエクササイズを行います。
どちらもマシンピラティスで使われますが、台の構造と身体への力の伝わり方が異なります。
リフォーマーについては、リフォーマーとは?の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。
キャデラックとタワーの違いは?
キャデラックはベッドの四方に支柱があり、頭上までフレームが組まれた構造です。
タワーは、壁面やリフォーマーなどに垂直フレームを設け、スプリングやバーを取り付けるタイプを指すことがあります。
ロールダウンバーやプッシュスルーバーなど共通するパーツがありますが、キャデラックはベッドの上方までフレームが組まれている点が異なります。
メーカーや製品によって名称と構造が異なるため、名前だけで判断せず実際のマシンの仕様を確認するとよいでしょう。
キャデラックは初心者でも使える?
指導者が身体の状態やエクササイズに合わせて設定を調整することで、初心者が取り組める内容もあります。
ベッドに身体を預けたり、スプリングに動きを支えてもらったりする使い方であれば、初心者でも始めやすいです。
ただし、すべてのエクササイズが初心者向けというわけではなく、設定や動きによって難易度は変わります。
初めて使う場合は、インストラクターの指示のもと、呼吸を続けられる範囲で身体の位置を確認することが大切です。
まとめ|キャデラックの構造とできることを理解しよう
キャデラックは、ベッドをフレームが囲み、スプリングやバー、ファジーなどを組み合わせて使うピラティスマシンです。
スプリングを身体の動きの補助として使う場合もあれば、抵抗として使う場合もあります。
- ベッドと周囲のフレームを備えている
- 寝た姿勢、座位、立位などで使われる
- スプリングやバーの位置により、補助と抵抗を使い分けられる
- ロールダウンバーやレッグスプリングなど、複数のパーツを使ったエクササイズがある
キャデラックの特徴を理解するときは、大きさや見た目だけでなく、パーツが身体をどの方向から支えるのかに注目してみてください。
スプリングやバーの設定には専門的な判断が必要なため、実際のエクササイズは指導者のもとで行うことが大切です。
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