近年、健康意識の高まりとともに注目を集めているピラティス。なかでもマット1枚あれば取り組めるマットピラティスは、ピラティスを手軽に始めたい方におすすめのエクササイズです。
本記事では、マットピラティスに期待できる効果や、専用マシンを用いるマシンピラティスとの違いなどについて解説します。
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マットピラティスとは？
ピラティスの種類は、大きく分けて2種類あります。そのうちの一つがマットピラティスです。マットピラティスは、その名のとおり床の上にマットを敷いて行うピラティスで、主に自分の体重（自重）を使いエクササイズを行います。
もう一つは、専用のマシンを使用して行うマシンピラティスです。どちらもインナーマッスルを鍛えられるエクササイズですが、鍛えられる部位や期待できる効果が異なります。
マットピラティスのメリットや期待できる効果
マットピラティスのメリットや期待できる効果は、おもに以下の2点が挙げられるでしょう。
- 初心者でも取り組みやすい
- 身体全体がまんべんなく鍛えられる
マットピラティスは、自重を利用して行うエクササイズで、基本的にマットさえあれば気軽に始められる点は、初心者にとって魅力的であるといえます。また、全身をバランスよく鍛えられる点もマットピラティスのメリットといえるでしょう。
ここでは、マットピラティスに期待できる効果や得られるメリットについて詳しく解説します。
初心者でも取り組みやすい
マットピラティスは、基本的に特別な器具を必要としないため、自宅でも手軽に始められる点が大きな魅力です。ヨガマットがあればすぐに始められる手軽さは、ピラティス未経験の方や運動習慣がない初心者の方でも取り組みやすいといえるでしょう。
また、グループレッスンであれば比較的費用も抑えられ、家族や友人と一緒に参加したい方にもおすすめです。気軽に始められるだけでなく、続けやすいという点もマットピラティスのメリットです。
身体全体がまんべんなく鍛えられる
マットピラティスは、自重を利用したエクササイズが中心です。そのため、特定の筋肉を鍛えるというよりは、全身の筋肉をバランスよく鍛える効果が期待できます。引き締めや柔軟性の向上にも役立つでしょう。
また、マットピラティスでは自分の体重を支えるため、常に体幹を意識しながらエクササイズを行うことから、自然と体幹が鍛えられます。体幹が鍛えられると、正しい姿勢の保持に欠かせないといわれるインナーマッスルの強化にもつながります。
マットピラティスの基本的な動作
マットピラティスには、基本となる呼吸法と基本動作があります。
- 胸式呼吸
- ニュートラルポジション
- インプリントポジション
- テーブルトップポジション
正しい呼吸法や基本姿勢を身につけることで、マットピラティスの効果を最大限に高めることができるでしょう。
ここではマットピラティスにおける基本動作について、詳しく解説します。
基本は胸式呼吸
ピラティスでは、胸式呼吸が基本です。胸式呼吸は、お腹を意識しつつ、胸部（肺や肋骨に当たる部位）に酸素を取り込むイメージで息を吸います。そして、肋骨を元に戻すように息を吐き出します。
具体的な方法は、以下を参考にしてみてください。
- 顎（あご）を引いて背筋を伸ばす
- お腹は引き締めておく
- お腹がふくらまないように意識して鼻から息を吸い、肺や肋骨を広げる
- ゆっくりと口から息を吐き出す
やりにくい場合は、胸に手を当てて胸に空気が入るのを感じながら行ってみるのもおすすめです。
ニュートラルポジション
ニュートラルポジションは、ピラティスの代表的な基本姿勢です。この姿勢は立位（立ち姿勢）や座位（座り姿勢）、仰臥位（仰向け）において、背骨が自然なカーブを保つと同時に骨盤が正しい位置に立っている（安定している）状態を指します。
身体の機能性を高めるためのエクササイズを行うピラティスでは「中立」を意味するニュートラルポジションが重要です。骨盤がニュートラルの位置にあれば、インナーマッスルを鍛えやすくなり、腰への負担軽減に役立つでしょう。
ニュートラルポジションが正しくできているかは、仰向けになった状態だとチェックしやすくなります。
仰向けでのニュートラルポジションは、腰と床の間にわずかな隙間ができます。隙間に手のひらを入れたときに、ギリギリ入るくらいがニュートラルの状態です。また、両手の親指と人差し指で三角をつくり骨盤の位置に手を当てたとき、手と床が並行になれば骨盤がニュートラルの位置にあるといえます。
マットピラティスで期待できる効果を得るためには、まずは基本となるニュートラルポジションを保てるようにしておきましょう。
インプリントポジション
インプリントポジションも、ピラティスの基本姿勢の一つです。ニュートラルポジションと異なり、仰向けになった状態で背中と床の間に隙間はできません。
インプリントポジションをとる際のポイントは、仰向けになった状態から骨盤をやや後ろに傾けること。そうすることで、ニュートラルポジションのときにできていた腰と床の隙間がなくなります。
ニュートラルポジションとあわせて行えるようにしておくことで、反り腰のリセットや効率よく腹筋を鍛えることに役立ちます。
テーブルトップポジション
仰臥位のニュートラルポジションをとり、そこから両足を持ち上げた姿勢がピラティスにおけるテーブルトップポジションです。
テーブルトップポジションは、さまざまなエクササイズの基本となる姿勢。具体的には持ち上げた両足を股関節で90度、さらに膝を90度に曲げた姿勢を指します。
足を上げることでニュートラルポジション時にできる腰と床の隙間がない状態が正しい姿勢です。
テーブルトップポジションがしっかりとれない場合は、まだ体幹が弱い可能性があります。もし両足を上げるのが難しいときは、片足ずつ行うことから始めてみましょう。
マシンピラティスとは？マットピラティスとの違い
マットピラティスが自重で行うのに対し、専用のマシンを使用するのがマシンピラティスです。
ピラティスマシンにはバネや滑車、ストラップなどが備わっており、身体や動きをサポートしたり、負荷を調整したりすることが可能です。
初めての方にとって、ピラティスの動作が難しく感じることがあります。このようなケースでも、マシンのサポートがあれば効率よくインナーマッスルにアプローチできます。筋力が十分でない方、初心者の方も取り組みいやすいエクササイズといえるでしょう。
マシンピラティスは、リハビリテーションやアスリートのトレーニングにも用いられるなど、幅広い目的に対応できる点も特徴の一つです。
マシンピラティスの概要やマシンの詳細、マットピラティスとの違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
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マシンピラティスのメリットや期待できる効果
マシンピラティスのメリットや期待できる主な効果は、以下のとおりです。
- エクササイズのバリエーションが豊か
- 正確なフォームが身に付きやすい
- ボディメイク効果が期待できる
マシンピラティスは、専用のマシンを使うことでマットピラティスに比べて多彩なエクササイズが可能となるため、より効果的なボディメイクが可能です。
マシンのサポートによって正しいフォームを維持しやすく、初心者の方でも安心して取り組める点もメリットであるといえます。
ここでは、マシンピラティスのメリットや期待できる効果について詳しくみていきましょう。
エクササイズのバリエーションが豊か
マシンピラティスは、負荷を調整しやすく幅広いレベルに対応可能である点を含め、マットピラティスよりもエクササイズのバリエーションが豊富であるといえます。
マシンピラティスの特徴は、さまざまなタイプの専用マシンを用いる点です。数あるマシンをうまく活用すれば、マットピラティスよりもより多彩なエクササイズを行えるでしょう。
個々の身体の状態や目的にあわせて適切なエクササイズを選択して、より効果的なトレーニングメーニューを組み立てることが可能です。
正確なフォームが身に付きやすい
マシンピラティスを行うことで、ピラティスの正確なフォームが身に付きやすくなります。ピラティスの効果を最大限に得るためには、正しいフォームで行うことが重要ですが、ピラティスが初めての方は難しい場合もあるでしょう。
マシンピラティスは、初心者の方をはじめ筋力に自信のない方、柔軟性が低い方などでも、正しいフォームで効果的にピラティスを行いやすい点がメリットであるといえます。
ボディメイク効果が期待できる
マシンピラティスは、無理なく効率よく気になる部位にアプローチできるため、ボディメイク効果が期待できます。これはマシンによる体の動きやフォームのサポートが、効率よいエクササイズにつながるためです。
またマシンピラティスによるエクササイズは、関節の可動域や筋肉の柔軟性の向上にもつながることから、しなやかで美しいボディラインづくりに役立ちます。
もちろんマットピラティスと同様に、インナーマッスルにアプローチすることで全身をバランスよく鍛える効果も見込めます。エクササイズの種類が豊富である点も含めると、マットピラティスよりもボディメイク効果は高いといえるでしょう。
マシンピラティスでボディメイクしてみたいと感じたら、マシンピラティス専門スタジオ「pilates K（ピラティスケー）」がおすすめです。ボディメイクに特化したプログラムをはじめ、多彩なプログラムをご用意。初心者の方でも無理なく取り組めます。
ピラティスはマットとマシン、どちらがおすすめ？
ピラティスを始めようと思っても、マットとマシンどちらを選べばいいか迷ってしまう方もいるでしょう。
マットピラティスは手軽に始められ、体幹の強化や柔軟性向上に効果的です。一方、マシンピラティスは、マシンを使用することで気になる筋肉にアプローチできるため、効率的なボディメイクに役立ちます。
2つのピラティスの特徴や期待できる効果はそれぞれ異なるため、自分にあった方法を選択しましょう。ここでは、それぞれのおすすめポイントについて詳しく紹介します。
マットピラティスのおすすめポイント
マットピラティスは、特別な器具を必要としません。ヨガマット1枚あれば始められるため、自宅で取り組みたい方、費用を抑えたい方におすすめです。
とくに筋力に自信のある方なら、自分のペースで取り組んでも効果的に進められる可能性があります。
また、グループレッスンが多い点も、マットピラティスのおすすめポイントです。グループレッスンなら比較的価格も手頃であるほか、仲間と一緒に楽しみながら取り組むこともできます。
マットピラティスは全身のインナーマッスルへ効果的にアプローチするエクササイズであるため、姿勢のリセットや腰痛、肩こり対策としてピラティスを始めたいと考える方には、適しているといえるでしょう。
マシンピラティスのおすすめポイント
専用マシンを使用することで、マットピラティスよりも高負荷かつ多彩なエクササイズを行える点がマシンピラティスのおすすめポイント。特定の筋肉にアプローチできるため、理想の筋肉づくりやボディラインが目指しやすくなります。
また、マシンが動作をサポートしたり負荷を調節したりすることも可能です。マシンピラティスは、経験や筋力の有無にかかわらず、多くの方におすすめできるピラティスであるといえるでしょう。
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マットorマシンピラティスで健康的なボディメイクを
ピラティスは正しい姿勢や呼吸法を意識しながら行うことでインナーマッスルを鍛え、柔軟性を高める効果が期待できます。
マットピラティスは手軽に始めやすく、全身をまんべんなく鍛えられる点がメリット。一方、マシンピラティスは、マシンが動きや正確なフォームをサポートしてくれるほか、気になる部位を効率よく鍛えられるため、ボディメイクに効果的であるといえます。
マットピラティスとマシンピラティスは、それぞれメリットや期待できる効果が異なります。自分の目的やライフスタイルにあったピラティスを選択して、健康的なボディメイクを目指しましょう。
マシンピラティス専門スタジオ「pilates K（ピラティスケー）」は、スタンダードなレッスンから気になる部位を集中的に鍛えられるプログラムまで、さまざまなニーズに対応しています。トライアルレッスンも受け付けていますので、ぜひ気軽に体験してみてください。
