マシンピラティスで痩せた人の特徴とダイエットや期待できる効果を解説

pilatesK 編集部

インストラクター

マシンピラティスは専用のマシンで負荷を調整したり動きをサポートしたりできるため、効率的な運動が可能といわれています。そのため、痩せたい方が挑戦することも少なくありません。

本記事では、マシンピラティスで本当に痩せられるのかについて解説します。また、マシンピラティスで痩せた方の特徴や痩せないときに実施したいことも説明しますので、参考にしてください。

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マシンピラティスで痩せるのか？

元々マシンピラティスはリハビリ目的で始まったエクササイズです。マシンを使うことで効果的なエクササイズが可能とされていますが、マシンピラティスだけで痩せるとは言い切れません。

しかし、マシンピラティスへの取り組み方によっては、痩せられることもあります。

マシンピラティスで効果を実感できる仕組み

マシンピラティスに取り組むことで運動量が増えます。エクササイズの内容や強度にもよりますが、体重55kgの成人女性が1時間マシンピラティスをしたときの消費カロリーは、約300kcalといわれています。普段の生活にマシンピラティスの習慣を組み込むことで、消費カロリーが増え、体重が落ちやすくなるでしょう。

また、マシンピラティスを続けることで筋肉がつき、基礎代謝が上がる可能性があります。基礎代謝が上がると、運動量が変わらなくても体内の糖質や脂肪が分解されやすくなります。体重が落ちやすくなるだけでなく、痩せた状態を維持しやすくなるでしょう。

さらにマシンピラティスを続けることで、身体が引き締まって見える可能性があります。実際に体重が変わっていなくても、すっきりとした見た目になるため、「痩せた？」といわれることが増えるかもしれません。

マシンピラティスで痩せすぎることはある？

マシンピラティスを続けることで運動量が増えると、体重が減って痩せる可能性があります。また、基礎代謝が上がって、太りにくくなる可能性もあるでしょう。しかし、個人差はありますが、月に2～12回程度のマシンピラティスで痩せることはあっても、痩せすぎることはないと考えられます。

ただし、厳しい食事制限をしたり、運動量を増やしすぎたりするときは注意が必要です。摂取カロリー量を極端に減らし、消費カロリー量を極端に増やすならば、体重が急激に減ることにもなりかねません。体調を崩す可能性もあるため、身体に負担をかけないように運動や食事の計画を立てるようにしてください。

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マシンピラティスで期待できる効果

マシンピラティスを続けることで痩せやすい身体を手に入れられるだけでなく、次の効果も期待できます。

柔軟性が高まりケガをしにくい身体をつくれる
姿勢を改善できる
疲れにくくなる

それぞれの効果について解説します。

柔軟性が高まりケガをしにくい身体をつくれる

マシンを使ったピラティスの動きには、ストレッチ効果のあるものが含まれています。そのため、繰り返しマシンピラティスを実施することで、身体の可動域が広がり、柔軟性の向上が期待できるでしょう。

また、マシンピラティスで身体を動かす習慣を身につけると、血流量が増加し、酸素共有量が上がって神経系に影響を及ぼします。結果として、心身が活動的となる交感神経優位の状態になり、集中力が高まって身体の反応が早くなるため、危険をいち早く察知して避けられるようになる効果も期待できます。

なお、ピラティス専用マシンのなかでも柔軟性向上に役立つのはリフォーマーです。リフォーマーとはピラティスの創始者ジョセフ・ピラティス氏が発案したとされるマシンで、バネ（スプリング）により負荷を調整し、自分にあったトレーニングを実現しやすくなります。

姿勢の改善効果を期待できる

マシンピラティスでは、身体の奥にある深層筋（インナーマッスル）にアプローチし、鍛えていくことが可能です。インナーマッスルが鍛えられると、理想の姿勢を維持しやすくなり、姿勢の改善効果が期待できます。

日常生活のちょっとした癖で、身体が歪んでしまうことは珍しくありません。デスクワークで猫背になったり、脚を交差させるなどのバランスのとれていない立ち方をしたりする習慣がつくと、いつの間にか身体が歪んでしまいます。

マシンピラティスでは理想の姿勢を意識しながらエクササイズをおこなうため、身体の歪みが徐々に改善されるといわれています。また、エクササイズ中だけでなく日常生活においても理想の姿勢を意識するようになるため、無理なく姿勢改善を実現できるでしょう。

疲労解消効果を期待できる

マシンピラティスを続けることで、全身の筋肉が均等に鍛えられ、身体の使い方を理解できるようになります。また、身体の使い方がわかることで、余計な筋肉の緊張を解消でき、疲れにくくなる効果も期待できるでしょう。

身体が疲れにくくなると、よりアクティブに活動できるようになります。マシンピラティスを含むさまざまな運動にチャレンジできるだけでなく、日常生活の動作にも機敏性が増して活動量が増え、さらに痩せやすくなる効果も期待できます。

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マシンピラティスで痩せた人の特徴

マシンピラティスを続けることで痩せやすくなりますが、すべての方が痩せるわけではありません。痩身目的でマシンピラティスを始めるなら、実際にマシンピラティスで痩せた方の生活や習慣を参考にしてみましょう。

マシンピラティスで痩せた方の共通点としては、次の特徴が挙げられます。

有酸素運動も並行して実施している
生活習慣を見直している
定期的に続けている

それぞれの特徴について解説します。

有酸素運動も並行して実施している

マシンピラティスは元々ダイエット目的の運動ではありません。そのため、マシンピラティスを続けることで基礎代謝量や運動量が増えて痩せやすくはなりますが、すぐに体重が減ったり、身体が急激に引き締まったりすることはないと考えられます。

痩身目的でマシンピラティスに取り組むなら、マシンピラティスに加えて運動量の多い有酸素運動も並行して実施するようにしてください。有酸素運動とは長時間継続しておこなえる運動を指すことが一般的です。

たとえば、ウォーキングやランニング、サイクリング、水泳などが挙げられます。また、球技やダンスなども有酸素運動の一種です。無理のない範囲で、有酸素運動の習慣も身につけてはいかがでしょうか。

生活習慣を見直している

マシンピラティスや有酸素運動で消費カロリー量を増やしても、その分以上に摂取カロリー量が増えては体重は減りません。まずは食べる量や栄養バランスを見直してみてはいかがでしょうか。

糖質を過剰に摂取すると、余剰分が体脂肪として蓄積されてしまいます。身体に熱を起こし、動かすためにある程度は糖質が必要ですが、摂りすぎないように注意してください。

意識的に摂取したい栄養素としてはタンパク質が挙げられます。タンパク質は食べたものをエネルギーに変換する際に不可欠なだけでなく、筋肉量を増やし、基礎代謝量を上げる働きもあります。豆製品や卵、鶏むね肉、魚介類などから適度にタンパク質を摂取するようにしましょう。

また、食生活だけでなく睡眠にも注目してみてください。睡眠時間をしっかりと確保することで、基礎代謝が向上します。できれば毎日同じ時間に就寝するようにし、規則正しい生活を送れるように心がけていきましょう。

質が高い睡眠を十分な時間確保できると、ストレスが溜まりにくくなるといわれています。ストレスによる過食を減らし、太りにくくなることも期待できます。

定期的に続けている

マシンピラティスを定期的に続けることも大切なポイントです。少なくとも月に2回以上は、マシンピラティスに取り組むようにしましょう。慣れてきたら週に2～3回程度に増やすのもよいかもしれません。

ただし、頻度を増やすよりも、継続することに重きを置いてください。マシンピラティスは痩せるためのエクササイズではないため、短期間で集中的に実施しても期待するような効果が得られない恐れがあります。ご自身のペースで長期的にマシンピラティスを続けていきましょう。

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マシンピラティスで痩せないときに実施したいこと

マシンピラティスそのものは痩身目的のエクササイズではありませんが、継続することで、運動量や基礎代謝量が増え、痩せやすくなります。また、マシンピラティスを実施するだけでなく、生活習慣を見直したり有酸素運動を組み合わせたりすることで、さらに痩せやすくなることがあります。

しかし、痩せる目的でマシンピラティスを実施していても、期待するような効果を得られないことがあるかもしれません。思うように体重が減らないときや、引き締まった見た目になりにくいと感じるときは、次の対策を実施してみてはいかがでしょうか。

自分に合うスタジオに変更する
通いやすいスタジオを選ぶ
頻度や運動レベルを見直す
複数のマシンを使う・マットピラティスと組み合わせる

それぞれの対策について解説します。

自分に合うスタジオに変更する

スタジオによって指導法が異なります。期待するような効果を得られていない理由として、スタジオの指導法が合っていない可能性も考えられます。

もし合わないと感じるときは、スタジオを変更するのも一つの方法です。自分に合うインストラクターを探したり、適切なプログラムを組んでもらったりすることで、痩せやすくなる可能性があります。

また、スタジオで利用できるマシンが自分に合わないケースも少なくありません。「使いこなしにくい」と感じるマシンを使い続けても期待するような効果は得られにくいため、スタジオを変えることを検討してください。

マシンが合わないと感じたときは、マシンピラティス専門のスタジオに変更してみてはいかがでしょうか。設置マシンの種類が多いため、ご自身に合うマシンが見つけやすくなります。

多様なプログラムから自由に選択できるマシン専門ピラティススタジオ「pilates K（ピラティスケー）」なら、ご自身に合うマシンやプログラムが見つかるかもしれません。初心者でもインストラクターが丁寧に指導するため、不安なくピラティスを始められます。ぜひトライアルレッスンから受講してみてはいかがでしょうか。

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通いやすいスタジオを選ぶ

アクセスしやすいロケーションにスタジオがあることも重要なポイントです。通いにくい場所にあるスタジオを選ぶと、いつの間にか足が遠のき、マシンピラティスを実施する回数も減ってしまう可能性があります。次の要素にも注意して、通い続けられるスタジオを選んでみてください。

勤務先や自宅などからアクセスしやすいロケーション
無理なく続けられる料金
トイレやパウダールームの清潔さ

トライアルレッスンが可能なスタジオなら、ご自身に合っているか見極めやすくなります。ぜひお近くのマシン専門ピラティススタジオ「pilates K（ピラティスケー）」で、トライアルレッスンを受講し、ご自身に合うか確かめてみてください。

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頻度や運動レベルを見直す

マシンピラティスは頻度は少なくても継続することが大切です。継続することで基礎代謝量の向上や姿勢改善などの効果が期待できます。

しかし、あまりにも頻度が少ないと運動量が増えないため、目に見えてわかるようには痩せられません。「思ったほど痩せられない……」と感じたときは、マシンピラティスの頻度を増やしてみてはいかがでしょうか。

運動レベルが低いときや負荷が少ないときも、期待したほどの痩身効果が得られない可能性があります。まずはマシンピラティスのインストラクターに痩身目的であることを伝え、適切なトレーニングメニューを立ててもらってみてはいかがでしょうか。無理のない程度にマシンピラティスの頻度や負荷を高めることで、理想とするボディに短期間で近づけるかもしれません。

また、立地や費用の問題から、マシンピラティスのスタジオに何度も通うことが難しいケースもあるでしょう。定期的にスタジオに通ってインストラクターのサポートを受けつつ、別のエクササイズにも挑戦してみてはいかがでしょうか。ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動で運動量を増やしたり、自宅でマットピラティスやヨガを始めたりすることもおすすめです。

複数のマシンを使う・マットピラティスと組み合わせる

マシンピラティスの代表的なマシンとされるリフォーマーだけでも、600～800種類のエクササイズが可能といわれています。エクササイズの方法や負荷を変えれば、初心者から上級者まで対応できます。

また、複数のマシンを使うこともおすすめです。異なるマシンを使ったエクササイズも組み合わせるなら、さらにバリエーション豊富なトレーニングが可能です。たとえば、背骨の歪みが気になる方なら、背骨を自然な湾曲に改善するエクササイズに適したスパインコレクターに挑戦できます。また、姿勢が気になる方なら、背骨の可動域を高めるエクササイズに適したラダーバレルなどにも挑戦できるかもしれません。

マシンの種類を増やさなくても、マットピラティスと組み合わせることでも、エクササイズのバリエーションを増やせます。マットピラティスでは自重を活かして体幹を鍛えられるため、マシンピラティスとは異なるアプローチで全身のバランスを整えられます。

ヨガやウェイトトレーニングなども、マシンピラティスと組み合わせることが可能です。ただしいずれも運動量が増えすぎるとかえって身体に負担をかけることになりかねないため、インストラクターとも相談し、無理のない範囲で挑戦するようにしてください。