朝ピラティスで最高の1日を|効果・ポーズ・痩せやすい体質を目指せるコツを完全ガイド
「朝のピラティスは身体にいいって本当?」
「朝ピラティスってダイエット効果はどうなの?」
朝活でピラティスを取り入れると、体に良さそうなイメージがありますよね。
実際に、朝にピラティスのエクササイズを行うことで、体と心のリズムが整いやすくなり、良い一日のスタートを切りやすいといわれています。
この記事では、朝ピラティスが体に良いとされる理由やダイエット面で期待できること、簡単にできる朝ピラティスのメニューまでお伝えします。
読み終えるころには、朝ピラティスのメリットを理解し、より快適にピラティスライフを楽しみやすくなっているでしょう。
この記事の監修者
永田 真子(ながた まこ)
ヨガ指導歴歴9年。
ホットヨガスタジオloIveトレーナーとして、インストラクター育成やレッスン開発、ボディメイクやダイエット目的としたWS開催を担当。
その経験を活かし、現在はマシンピラティス専門スタジオpilatesKシニアトレーナーとして全国9エリアに在籍する技術指導トレーナーを束ねるレッスンクオリティ責任者として活動。
朝ピラティスが「体に良い」と言われる3つの理由
朝にピラティスを行うと、体のリズムが整いやすくなり、気持ちも前向きになって、一日のスタートがスムーズになりやすいといわれます。
呼吸とゆったりした動きを組み合わせることで、心身のバランスが整い、「今日も頑張ろう」と思いやすい状態に近づけるのが特徴です。
体がこわばったまま一日を始めるよりも、朝に軽く筋肉を目覚めさせておくことで、姿勢が安定し、肩こりや腰の重さを感じにくくなることも期待できます。
さらに、体内時計にも良い影響を与えるとされ、眠気がすっと抜けやすくなるのもメリットのひとつです。
ここからは、朝ピラティスが「体に良い」といわれる3つの理由を順番に見ていきましょう。
心と体のバランスが整うことで「集中スイッチ」が入りやすい
朝ピラティスでは、胸式呼吸を丁寧に行うことで心と体のバランスが整いやすくなり、交感神経が自然に高まりやすくなります。
これがいわゆる「集中スイッチ」の役割を果たし、頭がすっきり冴えてきたと感じる人も多いです。
眠気が残りやすい朝でも、呼吸を整えるだけで体が少しずつ活動モードに切り替わっていきます。
特に、寝起きは副交感神経が優位な状態のため、体がだるく感じられやすいタイミングです。
そこでピラティスの呼吸法を取り入れると、体の内側から血流が促され、酸素が全身に行き渡りやすくなります。
その結果として集中力が高まり、朝の仕事や家事にも良いリズムが生まれやすくなるでしょう。
数分の軽い呼吸練習だけでもスイッチが入りやすくなるので、まずはベッドの上で深呼吸をするところから始めるのもおすすめです。
無理をせず、自然な呼吸を意識してみてください。
姿勢リセット&こわばりの解消にアプローチできる
寝ている間、体は長時間ほぼ同じ姿勢で過ごしています。そのため、起きた直後の筋肉はこわばりやすい状態です。
朝ピラティスでは、その硬くなった筋肉をやさしく伸ばしながら血流を促し、体をスムーズに動かしやすい状態に整えていきます。
特に首・肩・背中を中心にゆっくり動かすと、姿勢がリセットされやすくなり、呼吸もしやすくなるでしょう。
朝のうちに体を整えておくことで、日中の姿勢も自然と安定しやすくなります。
特に、デスクワークで猫背になりやすい人や、肩こりを感じやすい人にとって、朝ピラティスは「姿勢のリハビリ」としておすすめです。
例えば、胸を開いて背筋を伸ばす動きを取り入れるだけでも、呼吸が入りやすくなり、体の軽さを感じる人も多いです。
無理のない範囲で続けていくことで、一日の姿勢のベースが少しずつ変わっていくのを実感しやすくなるでしょう。
朝ピラティスで体内時計をリセットしやすくなる
朝の光を浴びながら体を動かすことは、体内時計のリセットに役立つとされています。
人の体は、「光」と「動き」によって「今は朝だ」と認識し、自然と代謝や体温を上げていく仕組みがあります。
ピラティスのゆるやかなエクササイズは、このリズムを整えるのに相性が良いのです。
寝起きに太陽の光を浴びながらストレッチや深呼吸を行うと、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑えられ、脳がすっきりと目覚めやすくなります。
朝ピラティスを習慣にしていくと、自然と「同じ時間に目が覚める」ようになり、生活リズムが安定してきたと感じる人もいるでしょう。
朝のわずかな動きが、一日を通しての集中力や代謝にも影響を与えるといわれています。
時間がない日でも、3分ほど呼吸を整えるだけの習慣から始めると、少しずつ体のリズムが整いやすくなります。
朝ピラティスのダイエット効果は?痩せる土台を作ろう!
朝ピラティスは、カロリー消費そのものよりも、筋肉や姿勢のバランスを整えて代謝を高め、「痩せやすい体」に近づける土台作りに向いているエクササイズです。
激しい運動に比べて続けやすく、習慣化しやすい点も大きな魅力といえるでしょう。
体重だけを一気に落とすのではなく、朝の習慣として取り入れながら、姿勢やボディラインの変化をチェックしていくことで、ゆるやかなサイズダウンを目指していけます。
朝ピラティスだけで痩せるのはやや難しい
朝ピラティスは、代謝アップや姿勢改善にアプローチしやすい一方、それだけで急激に体重を落とすのはやや難しいかもしれません。
消費カロリーの観点では、ウォーキングやランニングなどに比べると穏やかなエクササイズに分類されやすいからです。
とはいえ、呼吸とともにインナーマッスルを刺激することで、日常生活の中でエネルギーを消費しやすい体を目指しやすくなります。
同じ動きをしても、以前より疲れにくくなった、姿勢が保ちやすくなったと感じたら、体の「ベース」が整ってきているサインかもしれません。
ピラティスに加えて、食事量や内容を少し整えたり、エレベーターではなく階段を選ぶなど、日常の小さな工夫を組み合わせていくことで、ダイエットへの手応えも感じやすくなるでしょう。
「朝×空腹」は体脂肪を使いやすい状態づくりに
朝は夕食から時間が空いていることが多く、軽い空腹状態で朝ピラティスを行うと、体が脂肪をエネルギーとして使いやすい状態になりやすいといわれています。
そのため、ゆっくりとした動きでも、じんわり体が温まってくる感覚を得やすいのが特徴です。
ただし、何も食べていない状態で強い負荷をかけると、ふらつきや気分の悪さにつながることもあるため注意が必要です。
不安な人は、一口サイズのバナナやヨーグルトなどを少量とり、血糖値を緩やかに上げてから動くと安心感が増すでしょう。
特にダイエット中は「朝は抜いた方がいいのでは?」と考えがちですが、極端に食べない状態が続くと筋肉量が落ちやすくなり、その結果として代謝が下がるおそれもあります。
朝ピラティスと合わせて軽めの朝食を無理なく取り入れていくことが、長い目で見たときの体脂肪対策に役立つといえるでしょう。
体重だけでなく、姿勢や見た目の変化もチェックしよう
ダイエットというと体重計の数字が気になりがちですが、朝ピラティスの良さは、鏡に映る姿勢やシルエットが少しずつ変わっていくところにもあります。
ウエストのくびれやお腹まわりのラインなど、見た目の印象が変化しやすい点が特徴です。
体幹が安定してくると、立ち姿や歩き方が自然とすっと伸びて、同じ体重でも「引き締まって見える」「若々しく見える」と感じられやすくなります。
パンツのウエストに余裕が出てきたり、トップスをインしやすくなったりと、服の着こなしにも変化が出てくるかもしれません。
毎朝のピラティス後に、横向きや後ろ姿も含めて全身を鏡でチェックしたり、月に一度だけ写真を残してみたりすると、ラインが整ってきている変化に気づきやすくなります。
こうした「見た目の変化」を楽しみながら続けることで、モチベーションも保ちやすくなるでしょう。
初心者OK!朝ピラティスの5分ルーティン
忙しい朝でも続けやすいように、ベッドのそばでできるシンプルな朝ピラティスの流れをまとめました。
体を一気に追い込むのではなく、まず呼吸で目覚めさせてから、背骨や股関節を少しずつ動かしていく構成です。
全部行っても約5分ほどで終わるので、時間がない日は好きな動きを1〜2つ選ぶだけでも大丈夫。
無理なく続けていくことで、朝のぼんやり感が抜けやすくなり、1日を通して姿勢や呼吸が安定していくのを感じられるでしょう。
胸式呼吸&ペルビックプレップ
まずは基本の胸式呼吸からスタートします。
- 仰向けに寝て、膝を立てて足を腰幅に開く
- 両手を肋骨のあたりに軽く添える
- 鼻から息を吸い、胸の横に空気を入れるイメージで胸式呼吸を行う
- 吐く息でお腹と肋骨をじんわりしぼるように意識する
呼吸が落ち着いてきたら、そのまま骨盤の前後の動きをつける「ペルビックプレップ」に進みます。
- 吐く息でおへそを背中側に近づけるようにしながら、骨盤を軽く後ろに転がす
- 吸う息で元の位置に戻し、この動きを腰がつらくない範囲で繰り返す
お尻を持ち上げる必要はありません。骨盤のお皿を前後にゆらすつもりで、小さな動きから始めるのがポイントです。
腰まわりがほぐれていき、体幹のスイッチが静かに入る感覚が出てくると、このあとに続くエクササイズがぐっと行いやすくなります。
ニースウェイ(寝たまま背骨・股関節の目覚めを促す)
次も仰向けのままでできる、やさしいエクササイズです。
- 仰向けで膝を立て、足をそろえておく
- 両腕は体の横に軽く広げ、肩の力を抜く
- 息を吸って準備し、吐きながら両膝をそろえたまま片側へ倒す
- 吸いながら真ん中に戻し、左右交互に繰り返す
膝を床につけることよりも、腰や背中が気持ちよくねじれる範囲を探すことが大切です。
骨盤から背骨が一本ずつ転がっていくイメージで、呼吸のリズムに合わせてゆっくりコントロールしながら動いてみてください。
腰やお尻の張りが和らぎやすくなり、股関節まわりもじんわり温まってきます。
寝起きで腰が重い日でも、いきなり立ち上がる前にこの動きを数回挟んでおくと、起き上がりがスムーズになり、朝のストレスが少し軽く感じられるでしょう。
ハンドレッド(膝曲げverで首にやさしく)
体幹を目覚めさせる代表的なエクササイズ「ハンドレッド」を、首にやさしいバージョンで紹介します。
- 仰向けで膝を立て、息を吐きながらお腹を軽く引き込む
- 片足ずつ膝を90度(テーブルトップ)まで持ち上げ、太ももが床と垂直になるようセット
- 腰が反りすぎないよう、お腹でマットに軽く押し返すイメージを持つ
- 吐きながら頭と肩を軽く持ち上げ、両腕を床と平行に伸ばす
- 吐く息と吸う息に合わせて、腕を小刻みに上下に揺らす(5カウント吸って5カウント吐く)
これを1セットとして、首に負担のない範囲で続けていきます。
首がきついと感じたら、頭を床に戻し、脚だけテーブルトップを保ったまま腕の動きと呼吸だけ続けてもOKです。
お腹の奥がじんわり熱くなり、体幹が目覚めてくると、朝いちばんでも姿勢がすっと整いやすくなります。
キャット&ドッグ(背骨のしなりを回復)
背骨全体をやわらかく動かす、定番のエクササイズです。
- 四つんばいになり、手は肩の真下、膝は腰の真下にセット
- 指先をしっかり開き、つま先は床につけても立ててもOK
- 吸う息で背中をフラットに整え、首を長く保つ
- 吐きながらおへそを背中の方へ引き込み、背中を丸く持ち上げる(キャット)
- 次の吸う息で胸を前に見せるようにしながら、背骨をなめらかに伸ばし、腰を軽く反らせる(ドッグ)
この「丸める」「伸ばす」動きを、呼吸に合わせてゆっくり繰り返します。
肩や腰だけを急に動かすのではなく、尾骨から頭のてっぺんまでが波打つようにつながるイメージを持つと、背骨全体のしなやかさが戻りやすくなります。
パソコン作業が多い人ほど、朝のうちにこの動きを入れておくと、一日を通して背中の軽さを感じやすくなるでしょう。
ロールダウン(背骨のバランス改善)
最後は立位のロールダウンで、全身を整えて締めくくります。
- 足を腰幅に開いてまっすぐ立ち、膝を軽くゆるめる
- 吸いながら背筋を伸ばし、吐きながら頭から順番に前へ倒す
- 背骨を一つずつ丸めるようにして上体を下ろしていく
- 指先が床につかなくても大丈夫なので、首・背中・腰の伸びが心地よいところで止まり、数回呼吸する
- 吸いながら尾骨から積み木を積み上げるように、背骨を下から順番に起こす
- 最後に頭が持ち上がって、元の姿勢に戻る
この流れを2〜3回繰り返すと、背中の筋肉バランスが整いやすくなり、朝の時点で姿勢の軸をリセットできます。
動きの終わりに立ち姿を感じてみると、目線の高さや肩の位置が変わっていることに気づけるかもしれません。
その感覚が、一日の姿勢づくりのヒントになってくれるでしょう。
朝ピラティスの効果アップと注意ポイント
朝ピラティスは、体と心を整えるのに役立つ一方で、体はまだ完全には目覚めきっていない時間帯です。
そのため、いくつか気をつけたいポイントを押さえておくと、より安全かつ効果的に続けやすくなります。
ここでは、朝に行う際の準備やタイミング、無理をしないための注意点を紹介します。
朝ピラティスを習慣にしたい人は、次の3つを意識してみてください。
起床後にコップ1杯の水+必要なら軽食を
朝起きた直後の体は、軽い脱水状態に近いといわれています。
寝ている間にも汗や呼吸で水分が失われているため、ピラティスを始める前にコップ1杯の常温水を飲んでおくとよいでしょう。
これだけでも血流がスムーズになり、筋肉が動きやすい状態に整いやすくなります。
空腹感が強いときは、バナナや小さなヨーグルトなど、消化にやさしい軽食を少量摂るのもおすすめです。
体にエネルギーが行き渡ることで、エクササイズに集中しやすくなります。
また、水分補給は腸の働きを促すきっかけにもなり、便通のリズムが整いやすくなるのも嬉しいポイント。
「水を飲んでからピラティスをする」という流れをセットにしておくと、体の内側から目覚めやすくなります。
朝食後すぐの満腹時は避けておく
朝ごはんを食べてすぐにピラティスを行うと、胃に血流が集中して消化を妨げたり、動作中に気分が悪くなったりすることがあります。
理想的には、食後30〜60分ほど時間をあけて、体が軽く動かせる状態になってからエクササイズを始めると安心です。
とくに、ねじる動きやお腹まわりを圧迫するポーズは、食後すぐ行うとお腹が張って苦しく感じることもあります。
どうしても時間が取れない日は、軽いストレッチや呼吸練習だけにとどめるのも立派な選択です。
朝のピラティスは「スッキリと動ける状態で行う」ことが大切なので、その日の体の様子をよく観察しながら、無理のないペースで続けていきましょう。
朝一番はハードなポーズは控えめに
寝起きの体は、関節や筋肉がまだ硬く、可動域も狭くなりがちです。
そのため、いきなりハードなポーズに挑戦するのは避けた方が無難です。
例えば、脚を高く持ち上げる動きや、強い腹筋トレーニングなどは、体がじゅうぶん温まってから行うのがおすすめです。
朝は「体を起こす」「スイッチを入れる」ことを目的に、ストレッチに近い軽めの動きから始めると、体への負担が少なくすみます。
呼吸と合わせてゆっくり動くことで、血流が整い、筋肉や関節が自然に柔らかくなっていきます。
前日の疲れ具合や睡眠の質によっても、体が求めている強度は変わるので、無理に可動域を広げようとせず、その日のコンディションに合わせて調整していくことが大切です。
朝ピラティスを継続するコツ
朝ピラティスの良さを実感するために、いちばん大切なのは「続けること」です。
とはいえ、忙しい朝に毎日まとまった時間を確保するのは簡単ではありません。
そのため、完璧を目指すのではなく「短時間でもいいから習慣にする」という考え方がポイントになります。
ここでは、忙しい人でも無理なく続けやすくなるコツを3つ紹介します。
生活リズムや気分に合わせて取り入れてみてください。
30分を週1回よりも「5分を毎日」がおすすめ
朝ピラティスは、短時間でも積み重ねていくことで変化を感じやすくなります。
たとえ5分でも毎日行う方が、週に一度だけ長時間エクササイズするより、体の変化を感じやすいケースも多いです。
特に朝は体のリセットに向いている時間帯なので、姿勢や呼吸を整えておくことで、一日を通して軽やかに過ごせる土台ができていきます。
ポイントは、「完璧にやろうとしないこと」。忙しい日は呼吸法だけでもOKですし、寝たままのポーズを1つだけ取り入れる日があっても構いません。
小さな積み重ねが体を変えていくので、気負わずに続けることを一番大切にしてみてください。
慣れてきたら、曜日によって動きを変えるなど、自分なりのリズムをつくるのもおすすめです。
毎日できなくてもOK!スキマ時間を味方に
「朝ピラティスを毎日続けたいけれど、どうしても忙しい」という人も多いはず。
そんなときは、朝のスキマ時間を上手に使ってみましょう。
例えば、
- 起きてすぐストレッチを1分だけ行う
- 歯みがきの前に深呼吸を3回する
といった、ちょっとした動きでも体は目覚めやすくなります。
また、出勤前の5分を使って呼吸法を取り入れるだけでも、心と体のバランスが整いやすくなり、頭がスッキリして仕事の集中力アップにもつながります。
「必ずこの時間にやる」と決めすぎず、朝にできない日は夜に軽く呼吸やストレッチを取り入れるなど、柔軟に考えると続けやすくなります。
できた日を自分でほめてあげるくらいの気持ちで続けていくと、心にも体にもやさしい習慣として根づいていくでしょう。
スタジオやオンラインレッスンを活用する
一人で続けるのが難しいと感じる場合は、スタジオレッスンやオンラインレッスンを活用してみるのもおすすめです。
インストラクターの声かけを受けながら動くことで、姿勢や呼吸が整いやすく、正しいフォームも身につけやすくなります。
自分のクセを客観的に見てもらえるのも、大きなメリットです。
最近は朝専用のオンラインクラスも増えており、自宅で動画を見ながら気軽に参加することができます。
短時間のクラスを予約しておくと、「その時間に起きる」習慣が自然と身につきやすいでしょう。
自宅での朝ピラティスに慣れてきたら、週1回だけスタジオレッスンを取り入れてみると、体の使い方がより深まり、動きにしなやかさが出やすくなります。
朝ピラティスに関するQ&A
朝ピラティスに興味があっても、
- 朝と夜どちらが良いのか
- 毎日やっても大丈夫なのか
- ダイエットにはどのくらい役立つのか
など、細かな疑問が気になって一歩踏み出せない人もいるかもしれません。
ここでは、よくある質問をピックアップして、自分の生活リズムや目的に合わせて取り入れやすくするヒントをまとめました。
ピラティスは朝と夜どちらがおすすめ?
「朝と夜どちらが良いか」は一概には言えず、自分が続けやすく、気持ちよく終えられる時間帯を基準に選ぶのがおすすめです。
朝は、体内時計を整えたい人や、その日一日の姿勢・呼吸の状態をリセットしたい人に向いている時間帯だといえます。
一方、夜のピラティスは、一日の疲れをリセットしながらこわばった筋肉をほぐし、心を落ち着けて眠りの質を高めたい人に合っています。
日中のストレスをその日のうちに軽くしておきたいときにも、夜のピラティスは役立ちやすいでしょう。
朝がどうしてもバタバタしてしまう場合は、あえて夜にゆったり時間を摂る方が続けやすいケースもあります。
「どちらが正解か」よりも、「自分にとって無理なく続けられるかどうか」を大切にしてみてください。
朝ピラティスは毎日やってもいい?
朝ピラティスは、強い負荷をかけすぎない内容であれば、基本的に毎日行っても問題ないとされています。
むしろ短時間でも継続していくことで、姿勢や呼吸のクセが整いやすくなります。
ただし、筋肉痛が強い日や、睡眠不足で体が重く感じる日は、同じメニューを無理にこなそうとせず、呼吸と軽いストレッチだけに切り替えるのがおすすめです。
一週間という少し長い目で見たときに、「しっかり動く日」と「ゆるめる日」が自然と混ざっている状態が理想的です。
「毎日きっちり運動しなければ」と自分を追い込みすぎる必要はありません。
5分だけマットに横になれたら十分OK、くらいの気持ちで続けていくと、心にも体にもやさしいペースで習慣化しやすくなります。
朝ピラティスだけで痩せられる?
朝ピラティスは、体幹の筋肉を目覚めさせ、代謝の土台を整えるのに役立つエクササイズです。
ただし、それだけで劇的に体重を減らすというより、「太りにくい体のベースを育てる」とイメージしておくとよいでしょう。
消費カロリーだけで見ると、ランニングなどの有酸素運動に比べて穏やかなため、本格的に体重を落としたい場合は、食事の見直しや日中のこまめな歩行などと組み合わせていくことをおすすめします。
とはいえ、朝ピラティスを続けることで姿勢や筋肉のつき方が変わり、同じ体重でもウエストまわりがすっきり見えたり、シルエットが整ってきたりする人は多いです。
鏡に映るラインや服のフィット感の変化もチェックしながら、長い目で全身のバランスが整っていく過程を楽しんでいきましょう。
朝ピラティスでしっかり目覚めて快適な一日を過ごそう
朝ピラティスは、難しいポーズを完璧にこなさなくても、呼吸とシンプルな動きを続けることで、体と心のスイッチをやさしく入れていくエクササイズです。
そう考えると、忙しい毎日の中にも取り入れやすく、負担の少ない朝の習慣になっていきます。
朝ピラティスによって姿勢や心と体のバランスが整ってくると、一日を通しての疲れにくさや前向きな気分の維持にもつながりやすくなりますし、たまりやすい肩こりやだるさの予防にもアプローチしやすくなります。
自分のペースを大切にしながら、無理のない範囲で朝ピラティスを続けて、心地よい一日を少しずつ積み重ねていきましょう。
シェアする
ダイエット
ピラティス